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メールマガジン
第49号 原子力委員会メールマガジン カナダとオリンピックと原子力

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    @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
           2010年2月26日号
   ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣ 秋庭委員からひとこと カナダとオリンピックと原子力
┣ 定例会議情報 成長に向けての原子力戦略の策定について
┃        原子力政策大綱の政策評価に係る関係機関ヒアリング 等
┣ 部会情報等
┣ 事務局だより 卒業シーズン
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●メールマガジンや、原子力委員会の活動に関するご意見・ご感想等を、
https://form.cao.go.jp/aec-melmaga/opinion-0002.htmlまで、ぜひお寄せくだ
さい。

━・・・━ 委員からひとこと ━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
カナダとオリンピックと原子力   秋庭悦子

 2月12日(日本時間13日)からバンクーバーで開催されている第21回冬季オリ
ンピックも終盤に入ってきた。聖火が灯された氷の柱や選手入場行進、素晴らし
いアトラクションの開会式から始まり、連日各競技で様々なドラマが繰り広げら
れている。バンクーバーと日本の時差は17時間、オリンピック中の午前中は仕事
が手につかない人もいるのではないだろうか。また、オリンピックを見るために、
エコポイントがもらえる地デジ対応の薄型テレビに買い替えた家庭もあるかもし
れない。スピードスケートやスキーのモーグルなど手に汗を握って思わず大声で
応援したり、フィギュアスケートの演技を息をつめるように見入ったりなど、ウ
ィンタースポーツに興味のない人でも、やはりオリンピックは特別である。また、
日ごろは日本について特段考えることもないのに、にわかに愛国心がわくのもな
んだか不思議な現象である。

 さて、オリンピックを開催しているカナダと日本の私たちが見ているテレビ放
送とは大きな関係があることをご存知だろうか。日本の電気の30%近くが原子力
発電によるものであるが、その燃料であるウランはカナダからも輸入されている。
政情の安定した国から輸入できることが原子力発電のメリットの1つである。ち
なみにカナダは天然ウランの生産量世界1位である。

 しかし、カナダと日本ではエネルギー事情は全く異なっている。日本のエネル
ギー自給率(2008年)は、原子力を国産エネルギーと考えない場合、たった4%
しかない。ところがカナダはなんと143%となっており、つまり43%は輸出してい
るほど資源が豊富な国である。カナダ大使館のホームページによると、カナダは
世界最大の水力発電国であり、電力輸出は世界第2位、さらに発電量は世界5位で
電気料金は世界の最低水準とのこと。住宅用電気料金は、うらやましいことには
電気代が安いといわれているアメリカ・シカゴが10.3セント/kWhだそうだが、
カナダではさらに半額の5セント未満/kWhとのこと。そのせいか一人当たりの
電力使用量は世界第1位(2006年)。日本の2倍、中国の8倍、インドの33倍以上
である。カナダの友人から寒い国なので冬の間はずっと暖房を消さないと聞い
て、こまめにスイッチを切って省エネしている日本の家庭との違いに驚いた。

 また、カナダと日本の医療には重要な関係がある。がんなどの転移検査などに
使われる放射性医療薬品の原料「モリブデン99」はカナダから輸入しているが、
最近、これをつくるカナダの原子炉がトラブルで停止し、世界中に影響を与えて
いる。日本では、その対策としてオランダや南アフリカなどカナダ以外の国から
の輸入を増やすとともに、代替検査を利用するなど使用する量を調整している。
そして、将来は国内でも生産できるように研究開発を進めている。朝に晩に連日
テレビでオリンピックを見ながら、私たち日本にエネルギーと健康の素を送って
くれているカナダに感謝している。


●次号は大庭委員からのひとことの予定です!


━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
●2月16日(火)第6回定例会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホー
ムページに掲載される議事録をご覧下さい。

・成長に向けての原子力戦略の策定について
<主なやりとり等>
 原子力開発利用は、温室効果ガス削減の目標や新成長戦略における「グリーン
イノベーション」や「ライフイノベーション」に効果的に貢献することが重要と
考え、重点的に推進すべき施策を明確化することとしました。
 委員より、説得力のある検討結果とするために定量的な議論を行う必要性の指
摘があったほか、フロンティアの開拓としてのアジア地域の位置付けや成長を支
える基盤としての科学技術人材についても検討したいとのコメント等がありまし
た。

・近藤原子力委員会委員長の海外出張について
<主なやりとり等>
 近藤委員長が、2月20日から26日に米国へ出張し、サンディエゴで開催さ
れる全米科学技術振興協会年次総会及びサンフランシスコで開催される環太平洋
セキュリティ会合に参加し講演・パネル討論を行うとともに、米国電力中央研究
所を訪問し意見交換を行います。

・原子力政策大綱の政策評価「人材の育成・確保」に係る関係機関ヒアリング
(京都大学、福井県・福井大学)
<主なやりとり等>
 平成21年の第39回定例会議において実施を決定した、原子力政策大綱に示され
る「人材の育成・確保」に関する政策評価の一環として、京都大学及び福井県、
福井大学よりヒアリングを実施しました。京都大学からは、原子炉実験所におけ
る人材育成や研究指導の状況や人材育成に関する課題について説明がありました。
福井県からは、福井県がエネルギーの総合的な研究開発拠点地域となることを目
指した「エネルギー研究開発拠点化計画」や技術技量認定制度、研修等について
説明がありました。福井大学からは、「原子力・エネルギー安全工学専攻(平成
16年設置)」や「国際原子力研究所(平成21年開設)」についての説明があったほか、
原子力教育の取組事例の紹介がありました。
 委員より、意欲的な取組を継続していくうえでの課題や、取組に対する地域の
反応について等の質問や、医療を始めとする新しい原子力利用分野を開拓する必
要性についてのコメント等がありました。


●2月18日(木)第7回臨時会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホー
ムページに掲載される議事録をご覧下さい。

・成長に向けての原子力戦略の策定方針について
<主なやりとり等>
 第6回定例会において議論を進めることが決定された「成長に向けての原子力
戦略」の策定について、第6回定例会で委員より示された議論のポイントについ
て、事務局より説明したのちに、議論の進め方等について議論しました。
 委員より、議論の進め方に関して、議論を進めるにあたって意見公募を行うこ
とや、専門家からヒアリングを行うこと等について提案がありました。また、ア
ウトプットのイメージについて、細かな施策を1つずつ議論するのではなく、マ
ルチ・パーパスな政策を示すこと等の提案がありました。


●2月23日(火)第8回定例会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホー
ムページに掲載される議事録をご覧下さい。

・四国電力株式会社伊方発電所の原子炉設置変更(1号、2号及び3号原子炉施
設の変更)について(諮問)(原子力安全・保安院)
<主なやりとり等>
 原子力安全・保安院より、伊方発電所の蒸気発生器保管庫を1号、2号及び3
号炉の共用とし、3号炉より取り外した蒸気発生器を保管する内容の設置変更許
可申請について説明があり、当委員会に諮問されました。

・東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3
号、4号、5号、6号及び7号原子炉施設の変更)について(一部補正)
(原子力安全・保安院)
<主なやりとり等>
 原子力安全・保安院より、以前に諮問があった東京電力株式会社柏崎刈羽原子
力発電所の原子炉の設置変更申請に関して、添付書類の一部などを変更する一部
補正について説明がありました。

・原子力政策大綱の政策評価「放射線利用」に係る関係機関ヒアリング
(日本原子力産業協会)
<主なやりとり等>
 平成21年の第39回定例会議において実施を決定した、原子力政策大綱に示され
る「放射線利用」に関する政策評価の一環として、(社)日本原子力産業協会より
ヒアリングを実施しました。同協会からは、放射線利用に関する活動として、「
量子放射線利用普及連絡協議会」の活動や普及啓発の取組、放射線利用に関する
産業界の現状と課題について説明がありました。
 委員より、放射線源の国産化を図るとした場合の障害や必要となる体制整備等
について質問があったほか、放射線利用に係る社会とのコミュニケーションにつ
いて議論がありました。

・原子力政策大綱の政策評価「人材の育成・確保」に係る関係機関ヒアリング
(経済産業省、東北大学)
<主なやりとり等>
 平成21年の第39回定例会議において実施を決定した、原子力政策大綱に示され
る「人材の育成・確保」に関する政策評価の一環として、経済産業省及び東北大
学よりヒアリングを実施しました。経済産業省より、原子力人材育成・確保の現
状や原子力人材育成プログラム、高等教育機関や産業界での人材育成支援、安全
規制に携わる人材の確保・育成等について説明がありました。東北大学より、同
大学の原子力教育・研究について、青森県六ヶ所村における原子力研究教育や広
域連携による研究・教育体制、量子フォーラム人材育成オープンフロアー構想等
について説明がありました。
 委員より、経済産業省に対しては、「エネルギー基本計画」の策定に係る議論
における人材育成の位置付けについて質問があったほか、エネルギー政策におけ
る原子力の位置付けを理解した専門家の育成や、原子力業界のOB人材の活用等
について意見がありました。東北大学に対しては、原子力人材育成をさらに進め
るうえでの課題や学生側の要望等について質問がありました。

・成長に向けての原子力戦略の策定について(意見募集について)
<主なやりとり等>
 原子力委員会では、第6回定例会において委員会決定した「成長に向けての原
子力戦略の策定について」に基づく原子力戦略の策定にあたり、@成長に向けて
の原子力戦略として重要と考えられる事項、A重要と考えられる事項に取り組む
ために重点的に推進すべき施策、Bそのほか成長に向けての原子力戦略の策定に
ついて、の3項目について意見募集を行うこととなりました。意見募集を行う期
間は3月9日までの2週間となりました。


●2月25日(木)第9回臨時会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホー
ムページに掲載される議事録をご覧下さい。

・独立行政法人日本原子力研究開発機構の中期目標について(諮問)
(文部科学省)
<主なやりとり等>
 独立行政法人日本原子力研究開発機構の中期目標について、文部科学大臣及び
経済産業大臣より諮問がありました。委員からは、イノベーション・エコシステ
ムの中核的機関として、技術の社会還元に配慮するべきである、今後の国内外の
情勢等に柔軟に対応していくことが重要である等の指摘があり、後日に答申を行
うことになりました。


●2月26日(金)第10回臨時会議の概要は以下のとおりでした。詳しくは
ホームページに掲載される議事録をご覧下さい。

・独立行政法人日本原子力研究開発機構が達成すべき業務運営に関する目標(中
期目標)について(答申)
<主なやりとり等>
 第10回臨時会議において、文部科学大臣及び経済産業大臣より諮問のあった
原子力機構の中期目標に関する答申(案)について、答申文案が事務局より読み
上げられ、原案のとおり承認され、答申として決定されました。各委員からは、
本年2月9日に決定した次期中期目標の策定に関する見解を踏まえて業務運営が
進められることに対して期待が表明され、今後の定例会議において、答申を踏ま
えた原子力機構の取組状況について適宜ヒアリングを実施するなど確認していく
ことなどが議論されました。

・原子力政策大綱の政策評価「放射線利用」に係る関係機関ヒアリング(佐賀県)
<主なやりとり等>
 佐賀県より、地方自治体の放射線利用に関する取組として、「九州国際重粒子
線がん治療センター事業計画」と「九州シンクロトロン光研究センター」につい
てご説明をいただきました。重粒子線治療施設(平成25年開設予定)は、九州で
初めて、また日本で初めての民間の運営による施設であり、委員からは、民間に
よる素晴らしい取組であり、全国のモデルとなるべき成功事例である旨意見があ
りました。
 シンクロトロン光研究センターは、自治体としては初めて設置・運営するシン
クロトロン光施設であり、委員からは、地域産業の振興に資するものであり、今
後も利用者の拡大が進むことを期待する等の意見がありました。

・原子力政策大綱の政策評価「人材の育成・確保」に係る関係機関ヒアリング
(電気事業連合会、株式会社東芝)
<主なやりとり等>
 原子力政策大綱に示される「人材の育成・確保」に関する政策評価の一環とし
て、電気事業連合会、株式会社東芝から人材の育成・確保に係る取組の現状と課
題についてヒアリングを実施しました。電気事業連合会からは、原子力発電所の
人材育成の取組、電気事業者が目指す人材像等について説明があり、委員より、
国内だけでなく世界中の発電所で得られた知見から学ぶことも重要であるとの意
見等がありました。
 また、株式会社東芝からは、技術・技能の継承に向けた取組、海外展開に向け
たグローバル人材育成の取組等についてそれぞれ説明があり、委員からは、海外
企業との人材交流についての質問等がありました。


※資料等は以下のURLでご覧いただけます。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/index.htm 


●次回は3月2日(火)に開催します。議題は以下のとおりです。
・原子力政策大綱の政策評価「放射線利用」に係る関係機関ヒアリング(厚生労
働省、医療用原子力技術研究振興財団)
・アジア原子力協力フォーラム(FNCA)コーディネーター会合の開催につい
て
・近藤原子力委員会委員長の海外出張報告について


●定例会議を傍聴にいらっしゃいませんか。定例会議は通常毎週火曜午前、霞ヶ
関の合同庁舎4号館で開催しており、どなたでも傍聴できます。開催案内や配布
資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけます。


━・・・━━ 部会情報等 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━

●原子力委員会には調査審議組織として専門部会や懇談会等が設置されています。
これらの部会や懇談会等は原則として公開しており、どなたでも傍聴できます。
開催案内や配布資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけます。


●3月4日(木)に原子力防護専門部会(第17回)を開催します。同部会はIAEA
の非公開情報を含むため、非公開で審議を行います。
開催日時:平成22年3月4日(木) 10時00分〜12時00分
開催場所:中央合同庁舎4号館 4階 共用特別第2会議室
議題:・原子力防護に関する現状について
   ・IAEA関係勧告文書について
※開催案内は以下のページでご覧いただけます。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/bougo/yotei/yotei17.htm


 +-+-+-+-+-+-+ 事務局だより +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
「卒業シーズン」

 原子力委員会の事務局に配属してから、早いもので2年が経過しました。入れ
替わりの早いこの職場ではそろそろ異動の時期となります。世間が卒業シーズン
に入るのに合わせて、私もめでたく?事務局を卒業することになろうかと思いま
す。

 この2年間、主に国際関係の業務に携わって来ましたが、仕事の中で、日本を
含め国際社会が様々に変化していることを実感することが幾度もありました。中
でも特に大きな変化を感じたものは、昨年9月の我が国の政権交代と同年1月の
米国オバマ政権の発足でした。これまでニュースで見るだけであった原子力にも
関連する国際情勢を、自らの仕事の一環として肌で感じることが出来たことは、
私にとって非常に大きな財産になったと感じています。

 事務局で多くの勉強をすることが出来た私にとって、卒業と言う言葉が本当に
しっくり来ると考えています。こちらを卒業した後も、引き続き原子力分野で働
いていく予定です。こちらで得た財産を活かしながら、原子力平和利用の拡大に、
微力ながら貢献していきたいと考えています。(坂田)

●次号配信は、平成22年3月12日(金)午後の予定です。

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発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
○ご意見、ご感想、ご質問などはこちらへ 
 https://form.cao.go.jp/aec-melmaga/opinion-0002.html
○配信希望、アドレス変更、配信停止などはこちらへ
 https://form.cao.go.jp/aec-melmaga/opinion-0001.html
○原子力委員会ホームページ  http://www.aec.go.jp/
○このメールアドレスは発信専用のため、ご返信いただけません。
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