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メールマガジン
第27号 原子力委員会メールマガジン 2009年3月19日号
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    @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
           2009年3月19日号
   ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┣ トピックス  近藤委員長からひとこと 
┃        「The Difference:多様性」
┣ 定例会議情報 プルトニウム利用計画について など
┣ 部会情報等  分離変換技術検討会報告書の意見募集について など
┣ 読者コーナー
┣ 事務局だより
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※26日(木)に名古屋市で開催される「原子力委員会政策評価部会 ご意見
を聴く会」への参加者を募集中です。また、分離変換技術検討会報告書に対す
る意見を募集中です。皆様のご参加、ご意見をお待ちしております。詳細は
「部会情報等」のコーナーをご覧下さい。

━・・・━ トピックス 近藤委員長からひとこと ━・・・━・・・━

「The Difference:多様性」

皆さん、最近、どんな本を読んでいますか。私は、ミシガン大学教授スコット・
ペイジ氏が著したThe Differenceという本にこだわっています。この本を手に
したのは2年ほど前です。電子書店で捜しものをしていて、「多様性がよりよ
いグループや企業や学校や社会を作り出すのはいかなるしくみによるのか」と
いう副題が気になり、ワンクリックで注文して手に入れたものです。

開けてみると、著者は、製品や政策をいろいろなものの組み合わせて作ってい
く組み合わせの最適化を図るときに出会うことの多い、評価関数の極値がいろ
いろな組み合わせで出現する、いわゆる多峰性のある組み合わせ最適化問題の
解法の研究をしていて、「気晴らし」に、最高の性能を示すツールで解く場合
と多様なツールで解く場合を比べてみたら、いつも後者の方がよい結果を与え
ることに気がつき、そのことを厳密に証明する旅に出たこと、この本はその旅
の終わりに書かれたもので、このことについて数学的に厳密な証明をしている
のではないとあります。確かに、日常生活で出会う、いろいろな意志決定問題
を簡単化した例題について、こういうときでもやっぱり多様な知恵・衆知を集
めた方がいいんだと、腑に落ちる説明(証明)を重ねて示し、最後に要約を述
べていますから、数学に強くなくても飽きない本です。

たとえば、第4章は「予測モデル」というタイトルに「カバーで本を判断する」
という副題がついています。そして、日本のレストランには、ショーケースに
料理のプラスティック模型を展示しているところがあり、米国人旅行者はたい
がいがそういうレストランを(とんでもないものを食させると誤解して)敬遠
すること、これは米国人のもっているおいしい食事にありつくという問題に対
する問題解決機(ソルバー)が日本のことをよく知らないからだとします。か
くのごとく、著者は結構おしゃべりなんですが、こうして、知らず、予測モデ
ルとかソルバーという概念を読者に確認させ、人は事々に対してそれぞれのソ
ルバーをもっているので、いろいろな人を集めて問題解決に当たらせると、多
様なソルバーを使うことになり、その結果、よい解決にたどり着く可能性が高
いこと、あるいは、考え方の異なる人を集めて議論することはより効果的な問
題解決の手段になることを得心させてくれるのです。

そこで、「会議なんて無駄です!いろいろな人を集めて、あーでもない、こー
でもないとやるより、ひらめきのよい一人の人に案をつくらせた方がいいです
!」という輩に「これを読め。」と言おうかなと思っていましたら、今年に入っ
てさる出版社から、この本を翻訳して「多様な意見はなぜ正しいのか」と題し
て出版するとの知らせが届きました。小生が2年前から、講演で「多様性」の
重要性を指摘する際にはこの本を引用するようにしていましたから、ファンで
あることが伝わっていたのかもしれません。現物を前に、この邦題と原題との
あまりの違いにたじろぎ、「衆愚が集合知に変わるとき」という副題(の翻訳
?)には、コピーライターのとんでも技に、当否を考えるのを止めて参ったな
と思いましたけれども、机に積んでおいて、来室される人には、原子力の取組
には事業リスク管理がとても大切であり、これには衆知を集めることが大事で
すよ、いろいろな人によく考えてもらい、それを踏まえて取組を進めることで
す。この本を読んでご覧なさい。それが優れたアプローチであることは数学的
に証明されている“事実”なのです、と紹介しています。

乱暴な一般化はこの本の趣旨に反するので、読んでポイントを得心してもらう
べきと思いつつ、著者の饒舌を利用させていただいて宣伝しているわけです。
私としては、いつか著者に、我が国では米国を合衆国と表記している、これは、
合衆の国、衆が集まって作った国、あるいは衆の国(民主の国)が集まった国
という意味なんですよと伝えたいと思っています。勿論、多様性を尊重するべ
く、単に合州国の誤記にすぎないという説もあると付言するつもりですが。

●次号は田中委員長代理からのひとことの予定です!


━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
●3月10日(火)第9回定例会議の概要は以下のとおりでした。
・電気事業者等が公表するプルトニウム利用計画について
<主なやりとり等>
平成15年8月5日の委員会決定「我が国におけるプルトニウム利用の基本的
な考え方について」に基づき、プルトニウム利用計画について、日本原燃(株)、
電事連、各電気事業者及び(独)日本原子力研究開発機構から説明していただき
ました。

・広瀬原子力委員会委員の海外出張について
<主なやりとり等>
広瀬原子力委員が3月17日〜26日の間でオーストリア共和国、スロベニア
共和国、クロアチア共和国及びブルガリア共和国を訪問し、中・東欧地域の原
子力利用について情報収集を行うため、原子力関係者との意見交換や原子力関
係施設の視察を行うことを事務局より説明しました。

●3月17日(火)第10回定例会議の概要は以下のとおりでした。
・意識調査にみる原子力発電に対する意識の変化((財)エネルギー総合工学研
究所)
<主なやりとり等>
(財)エネルギー総合工学研究所の方から首都圏での意識調査の結果について
説明していただきました。原子力発電に対する「不安」が減少し、「どちらと
もいえない」が増加した結果について、無関心による不安の解消であり、ちょ
っとしたきっかけで「不安」が増加する可能性があるとの説明がありました。

・独立行政法人日本原子力研究開発機構が達成すべき業務運営に関する目標
(中期目標)の変更について
<主なやりとり等>
文部科学省、経済産業省から原子力委員会へ諮問のあった原子力機構の中期目
標の変更について、文部科学省より、独立行政法人整理合理化計画等を踏まえ
た、コンプライアンス・内部統制の強化に係る変更を行うとの旨の説明があり
ました。原子力委員会からは、上記中期目標の変更については妥当と認めると
答申しました。

・アジア原子力協力フォーラム(FNCA)第11回コーディネーター会合開
催結果について
<主なやりとり等>
事務局より、会合の開催結果について報告しました。アジア地域での原子力発
電新規導入国に対する日本の協力のあり方を踏まえ、今回議題となった原子力
発電の基盤整備に関する検討パネルの今後の進め方や、原子力発電CDMのフ
ィージビリティスタディーの今後の進め方等について質疑が行なわれました。
また、今年4月に実運用を開始予定の原子力発電における人材養成データベー
スのアクセスのあり方についても質疑が行なわれました。

・電気事業者等により公表されたプルトニウム利用計画における利用目的の妥
当性について
<主なやりとり等>
電気事業者及び日本原子力研究開発機構より3月6日に公表され、3月10日の
定例会にてヒアリングを行った各事業者のプルトニウム利用計画について、原
子力委員会より妥当との見解を示しました。この見解の中では、電気事業者等
には、今後の取組の進捗に応じて利用目的の内容をより詳細に示していくこと
を期待するとしています。さらに、MOX燃料を取り扱う事業者にあっては、保
障措置活動が確実に実施されることを確保するとともに、核セキュリティに係
る防護措置等を確実に実施すべきであると述べています。


●次回は3月31日(火)に開催します。

●定例会議を傍聴にいらっしゃいませんか。定例会議は通常毎週火曜午前、霞
が関の合同庁舎4号館で開催しており、どなたでも傍聴できます。開催案内や
配布資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけます。


━・・・━━ 部会情報等 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━

●原子力委員会には調査審議組織として専門部会や懇談会等が設置されていま
す。これらの部会や懇談会等は原則として公開しており、どなたでも傍聴でき
ます。開催案内や配布資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけ
ます。

●「原子力委員会政策評価部会 ご意見を聴く会」への参加者を募集していま
す!
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/seisaku/bosyu/090326/bosyu090326.htm
 日時:3月26日(木) 13:30〜17:00 (開場13:00)
 場所:名古屋国際ホテル 紅梅の間(参加者席約200席程度)
 プログラム(予定):
   (1)開催趣旨説明
   (2)ご意見発表者との意見交換等
     @ご意見の聴取
     A部会構成員との意見交換
   (3)会場に参加された方々からご意見を頂く
 参加・応募方法:以下URLを御参照の上、メール、FAXまたは郵送にて御
 応募ください(締め切りは3月23日(月)12時です。郵送の場合23日
 必着)。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/seisaku/bosyu/090326/bosyu090326_02.pdf

●原子力委員会研究開発専門部会分離変換技術検討会報告書(案)に対するご
意見を募集しております(平成21年3月24日(火)まで)。皆様からの率
直なご意見をお待ちしております。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/seisaku/bosyu/090310/bosyu090310.htm

●3月12日(木)の政策評価部会 第30回「エネルギー利用」(第5回)
の概要は以下のとおりでした。
<議題>
 ・「エネルギー利用」に関する報告書(案)について
<主なやりとり等>
事務局より報告書案について説明し、議論がなされました。専門委員より国際
展開におけるメーカ、電気事業者に対する国の支援の在り方や国内の再処理事
業における官と民の関係などについての意見がありました。

●3月17日(火)の研究開発専門部会 第8回の概要は以下のとおりでした。
<議題>
 ・プロジェクト研究と基礎基盤研究の連携のあり方について
 ・原子力技術の産学官連携、技術移転のあり方について
 ・研究開発専門部会の今後の進め方について
<主なやりとり等>
原子力技術の産学官連携、技術移転についての議論を行いました。委員から、
大学は、必ずしも短期的に経済的な利益につながらなくても、特定の基礎分野
に深く踏み込んだ研究を行うことにより、将来の革新的な技術の創出、未知の
現象のメカニズムの解明などにつながるような取組も行うことができ、このよ
うなことも産学連携の中で重要ではないか、などの意見がありました。また、
プロジェクト研究と基礎基盤研究についての議論では、プロジェクト側のニー
ズと基礎基盤側のアイディアを伝え合えるようなコミュニケーションが重要で
はないかとの意見がありました。


━・・・━━ 読者コーナー ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━

●皆さまからのお便りをお待ちしています!このメールマガジンや、原子力委
員会の活動に関するご意見・ご感想等を、melmaga-iken@aec.go.jp まで、ぜ
ひお寄せください。なお、お寄せいただいたご意見・ご感想などは、個人情報
を除きこのメールマガジンに掲載させていただくことがあります。また質問に
つきましては、そのすべてには回答できない場合がありますので、ご了承をお
願いいたします。


+-+-+-+-+-+-+ 事務局だより +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

最近、先の大戦における旧日本軍の幾つかの代表的な作戦の失敗について、社
会科学的な分析を試みた本を読みました。約20年以上前に書かれたものですが
、内容は私にとっては非常に新鮮でした。その本の中で、失敗の原因として挙
げられていたのが、「事実に基づく議論をせずに、都合の悪い議論は無視」、
「失敗したときの次善の策がない」、「意志決定がその場の空気でなされる」
、「作戦目的があいまい」といったことでした。約60年前のことなのですが、
現在の日本の様々な状況に対しても、やはり同じような指摘がなされるのでは
ないかと感じてしまいます。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史から学ぶ」という言葉もありますが、せめて
経験から学ぶ努力だけは怠らないようにしたいものです。我が国の原子力界が
人類社会の福祉と国民生活の水準向上とに寄与できることを願ってやみません。
(辻本)

●次号配信は平成21年4月3日(金)午後の予定です。

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発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
○ご意見、ご感想、ご質問などはこちらへ 
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○配信希望、アドレス変更、配信停止などはこちらへ
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/melmaga/index.htm
○原子力委員会ホームページ  http://www.aec.go.jp/
○このメールアドレスは発信専用のため、ご返信いただけません。
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