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第46号 原子力委員会メールマガジン 委員からひとこと

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    @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
           2010年1月15日号
   ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣ 委員からひとこと
┣ 定例会議情報 委員長代理の指名
┃        年頭所信について
┃        平成22年度原子力関係経費政府予算案の集計結果
┣ 部会情報等
┣ 事務局だより 本年が良い年でありますように(参事官 中村)
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●平成22年1月より、原子力委員が交代しました。新委員の下でも引き続きメル
マガを通じて情報をお伝えして参ります。よろしくお願い致します。
 新体制で活動を開始するにあたって基本認識、重要課題等を年頭所信として
まとめました。全文をホームページに掲載しておりますので、以下のURLよりご
覧下さい。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2010/siryo01/siryo1.pdf 

━・・・━ 委員からひとこと ━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
●近藤駿介委員長
 持続可能な成長を達成していくことは今日我が国が当面する最大の課題の一つ
です。このためには国として科学技術活動を強化することが重要であり、この観
点からエネルギー安全保障や地球温暖化対策に有用な原子力発電や原子力科学技
術に関する取組が強化されるべきです。原子力委員会はこれに関する政策を企画
・審議・決定していく責任があります。こうした取組が透明性高く、国民の参加
を得てタイムリーに行われるように、原子力委員会は、こうした使命を有してい
ることを国民にお伝えし、原子力に関する取組の費用、実績、課題等の情報を正
確に提供してご意見を求め、国民の皆様に政策決定に対して効果的に参加してい
ただけるように努めますので、よろしくご叱正をお願いします。

●鈴木達治郎委員長代理
「研究者の視点を忘れずに」
 私は政策研究者として、原子力政策を客観的に、また批判的に分析してきまし
た。できるだけ現実的な政策提言を試みてきたつもりではありますが、今後は
「提言」を出すだけではなく、現実の課題解決に繋がなければ責任を果たせませ
ん。その責任の重さを背負いつつ、一方で政策研究者であった自分の考えや視点
は持ち続けたいと思います。それが私を推薦してくださった方々の期待に応える
ことでもあるし、自分の持ち味を最大限に活かす道でもあると信じています。核
不拡散政策、技術開発戦略、テクノロジーアセスメント(TA)、社会意思決定プ
ロセスなどの知見を、現実の政策や問題解決に活かすべく、最善の努力を尽くす
所存です。

●秋庭悦子委員
 原子力政策にとって、最も大切なことは国民の理解、納得であり、その積み重
ねで信頼を得ることではないでしょうか。地球温暖化問題、エネルギーセキュリ
ティー、国際的な核問題などエネルギーをめぐる様々な課題の中で、原子力が果
たす役割を国民の皆様とご一緒に考え、持続可能な社会につなげたいと思ってい
ます。そのためには、安全・安心を願う国民の皆様の声をしっかりと聴き、それ
を政策に活かす仕組みが大切だと考えています。また、誰もがいつでもほしい情
報をわかりやすく、且つ届くように発信し、原子力が「豊かな暮らし」に役立っ
ていることを実感していただけることが重要です。国民の皆様と国の原子力政策
の架け橋となるように一生懸命に取り組みます。

●大庭三枝委員
 私の専門は国際関係論であり、主にアジア太平洋国際関係の研究に従事してき
ました。他の委員の先生方と異なり、今まで特に原子力関連の仕事に携わったこ
とはありません。しかしながら、NPTやIAEAなどの核管理に関わる諸制度に関わる
政治的動向は、国際社会全体の安全保障という観点から重要な意味を持つもので
あり、以前から興味を抱いてきました。
 国際社会における我が国の位置づけを勘案すれば、一つには核拡散防止・核軍
縮・核廃絶への貢献、そして世界各国における原子力の平和利用促進への協力、
この二つのバランスをとりながらいかに大きな役割を果たせるかが日本の今後の
大きなテーマとなるでしょう。国際政治の専門家として、日本の原子力政策をよ
りよい方向に導くことに多少なりとも貢献できればと考えています。

●尾本彰委員
 私は、今まで東京電力と国際原子力機関で原子力発電の仕事をしてきました。
後者では世界的に原子力への期待が次第に高まり60以上の国から原子力発電導
入支援の要請が相次ぐ中で、基盤整備支援に努めました。
 新しい原子力委員として、世界と共に国民と共にあり、かつ、持続可能な発展
に大きく貢献する、そんな日本の原子力をつくり上げてゆくことが抱負です。
今年は、
(1)低炭素社会構築の中での原子力の役割を論議、
(2)積極的に世界に貢献し世界からも学ぶ日本の原子力という姿勢の強化、
(3)原子力政策大綱に沿った計画のその後の進展を評価し大綱の今後を検討
等の大切な課題があると思っています。


●次号は近藤委員長からのひとことの予定です!


━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
●1月12日(火)第1回定例会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホー
ムページに掲載される議事録をご覧下さい。

・委員長代理の指名について
<主なやりとり等>
 近藤委員長が、原子力委員会及び原子力安全委員会設置法第4条第2項に基づ
き、鈴木委員を委員長代理に指名しました。その後、各委員より着任に当たって
の抱負が述べられました。

・年頭所信について
<主なやりとり等>
 委員により作成された年頭所信案について事務局が読み上げた後、各委員より
特に重要と考えるポイントについての発言があり、同案を年頭所信とすることが
決定されました。
 各委員からは、重要と考えるポイントとして、地球温暖化対策への貢献や国際
社会における日本の貢献について平和利用と核不拡散の観点から日本の位置づけ
を考えること、広聴・広報活動により国民の信頼と納得の維持・向上を目指すこ
と、大綱の改訂のあり方についての検討を進めるという意思表示をしたことなど
が指摘されました。

・平成22年度原子力関係経費政府予算案の集計結果について
<主なやりとり等>
 事務局より、18日からの国会で審議される平成22年度政府予算案における原子
力関係経費の集計結果について説明がありました。一般会計における原子力関係
の予算は1,161億円で対前年比約0.2%増、エネルギー対策特別会計は3,162億円
で対前年度比約7%減となっています。一般会計と特別会計の合計は4,323億円
で、対前年度比約5.1%減となっています。予算の詳細については、今後の定例
会において関係省庁よりヒアリングを実施する予定となっています。

※資料等は以下のURLでご覧いただけます。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/index.htm


 ●次回は1月19日(火)に開催します。議題は以下のとおりです。
・独立行政法人日本原子力研究開発機構の中期目標の変更について(諮問)
(文部科学省)

●定例会議を傍聴にいらっしゃいませんか。定例会議は通常毎週火曜午前、霞ヶ
関の合同庁舎4号館で開催しており、どなたでも傍聴できます。開催案内や配布
資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけます。


━・・・━━ 部会情報等 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━

●原子力委員会には調査審議組織として専門部会や懇談会等が設置されています。
これらの部会や懇談会等は原則として公開しており、どなたでも傍聴できます。
開催案内や配布資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけます。

※現在、開催が予定されている部会はありません。

+-+-+-+-+-+-+ 事務局だより +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
本年が良い年でありますように

 昨年の今頃は雪の多いところで勤務していたせいか、東京で迎えた今年のお正
月は、雲一つない青空が何日も続き非常にすがすがしい気持ちで過ごしました。
 昨年末は、玄海原子力発電所でのプルサーマル運転開始、柏崎刈羽原子力発電
所の一部運転再開と嬉しいニュースで暮れていきましたが、新年にはいり女川原
子力発電所のプルサーマルの許可の報がありました。
 本年が、数多くの良いニュースに接することができる年となりますよう願って
います。そして、原子力委員会からも期待に応えられる発信ができる年となりま
すよう、事務局として努めてまいります。ところで、原子力委員会は新年早々に
新しい陣容となりました。1月6日に辞令交付式があり、総理官邸の副総理室で
菅大臣から5原子力委員に辞令書が手渡されるとともに、短い時間でしたが原子
力に関し意見交換が行われました。ところが、翌日には担当大臣が菅大臣から川
端大臣へと交替になりました。8日の文部科学大臣への新任のご挨拶は、担当大
臣へのご挨拶に趣旨が変わってしまいました。新原子力委員の仕事始めは、そん
な目を白黒させるようなスタートでした。
 事務局としては、本年も精一杯原子力委員会を支えてまいります。
                         (参事官 中村)

●次号配信は、平成22年1月29日(金)午後の予定です。

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発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
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○原子力委員会ホームページ  http://www.aec.go.jp/
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