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@mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン配信サービス
第10号 原子力委員会メールマガジン 2008年7月4日号
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    @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
 2008年7月4日号
   ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━2008.7.4━━━
┣ トピックス  伊藤委員からひとこと「茶の間」
┣ 定例会議情報 「市民参加懇談会in京都」の開催結果の報告
┃        原子力関係経費の見積りに関する基本方針の決定 など
┣ 部会情報   政策評価部会「放射性廃棄物の処理・処分」意見募集開始
┣ 読者コーナー ご意見やご感想を募集中です!
┣ 編集後記(事務局だより)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※ メールマガジンをより良いものにするため、皆様のご感想やご意見を募集
  しています!送付先等は「読者コーナー」をご覧ください。
━・・・━ トピックス 伊藤委員よりひとこと ━━・・・━━・・・━
茶の間
秋葉原事件は世の中に大きな衝撃を与えました。報道などによりますと、あの
事件の背景には、家族、社会からの孤立もあったとのこと。家庭や社会から
「茶の間」が消えつつあるのでは、と懸念します。
茶の間と言っても、もう若い世代には通じなくなってしまったのではないかと
気になりましたが、ある検索サイトで「茶の間」を検索してみましたら、約
680万件該当あり、と出て少し安心しました。
私が成人する昭和30年代頃まではこの言葉は当然現役で、我が家にも茶の間
がありました。夕方には、この茶の間に家族全員が集まって小さな食卓を囲ん
で座り、両親の世間話を聞くともなく聞きながら、また時には兄弟同士脇をつ
つき合いながらの夕飯でした。
脇の茶箪笥の上には、貴重な情報伝達と娯楽ツールのラジオがあり、ニュース、
ラジオドラマ、クイズ番組、落語など皆で一緒に聴いて笑ったり、涙をこらえ
たりしていました。
茶の間では共通の情報に対するお互いの反応も共有していたのです。ここで善
悪の判断の尺度や社会と自分との距離などについて自然に学んでいたように思
います。
茶の間は、「情報共有の場」であると同時に、「世代を超えた価値観の共有・
伝承の場」でもあったのです。そして、学校、職場、地域などにも茶の間と同
じ機能が備わっていたように思います。
今や、誰もが、パソコンや携帯電話などにより、いとも簡単に全世界から情報
を入手することが出来ます。この便利さは、一方で「情報共有の場」を必ずし
も必要としない環境を創り出すこととなりました。その結果として「価値観を
共有する場」を失ってしまったのではないかと懸念します。学校、職場、そし
て地域において、「茶の間」を取り戻すことを今こそ真剣に考える必要がある
のではないでしょうか。
喫緊の課題と言われる地球温暖化対策としてその役割が期待される原子力発電
は、危険な放射能を安全に閉じ込めてこそ、役割を果たすことが出来、社会か
らこのことに対する信頼がなくては成り立ちません。
原子力政策大綱は社会の信頼を得るために、原子力発電に携わる者と社会との
対話、相互理解の重要性を繰り返し語っています。原子力委員会もそのために、
定例会や政策評価の各部会などを公開で行うと共に「ご意見を聴く会」なども
行っています。 このメールマガジンも国民の皆様との触れ合いの場として、
ヴァーチャルではありますが「茶の間」の役割を少しでも果たすことが出来れ
ばと思います。
私自身も、身の回りで努めて「茶の間」作りを心掛け、そこに集う方たちの声
に耳を傾けると共に、原子力発電の現場に長年関わってきた経験から得たもの
を語ってゆかねばと思っています。
○伊藤委員のご紹介
 伊藤隆彦(いとう たかひこ)
  原子力委員会委員(非常勤)
  元中部電力株式会社代表取締役副社長、同社顧問
  2007年(平成19年)1月より原子力委員会委員
  ご紹介のページはこちら ↓
     http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/iin/ito.htm
●次号は近藤委員長からひとことの予定です!
━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━
●6月24日(火)第28回定例会議の概要は以下のとおりでした。
・第6回敦賀国際エネルギーフォーラムの実施結果について
<主なやりとり>
同フォーラムを主催したJAEAの担当者より、第6回敦賀国際エネルギーフ
ォーラムの実施結果について、講演や原子力熱中塾の内容等も含めて報告があ
りました。フォーラムに参加した委員より感想や参加者の興味深い発言の紹介
があったほか、一般市民と専門家が顔を合わせて話をすることや多くの学生が
参加したことは有意義であるとのコメントがありました。また、より効果的な
フォーラムとしていくために、今後の工夫や改善に期待するとの発言がありま
した。
<リンク>
 ○JAEA 「敦賀国際エネルギーフォーラム」のページ
   http://www.jaea.go.jp/04/turuga/tief/index.html
・「市民参加懇談会in京都」の開催結果について
<主なやりとり>
6月2日に開催した「市民参加懇談会in京都」の結果について、事務局より
報告しました。委員より、今回は学生にパネリストとして参加いただいたこと
が特徴的であるという発言があったほか、会場参加者からより多くご意見いた
だく工夫をすることが大事であるとのコメントがありました。
<リンク>
 ○原子力委員会 市民参加懇談会のページ
   http://www.aec.go.jp/jicst/NC/simin/sankon/index.htm
●7月1日(火)第29回定例会議の概要は以下のとおりでした。
・保全プログラムを基礎とする検査の導入について
<主なやりとり>
原子力安全・保安院の担当者より、保全プログラムを基礎とする検査の導入に
ついて説明がありました。委員より、新しい取組についての各方面に対する説
明を継続していくこと、また、電気事業者が着実に取組を進めること、を期待
するとのコメントがありました。
・平成21年度原子力関係経費の見積りに関する基本方針(案)について
<主なやりとり>
事務局より、平成21年度原子力関係経費の見積もりに関する基本方針(案)
について説明し、委員会決定とすることについて了承されました。委員より、
世の中の動向の変化への対応だけでなく、予算の継続性も重要であり、短期、
中期、長期それぞれの観点からの取組を合理的に組み合わせて進めることが不
可欠であるとの発言がありました。
<リンク>
 ○原子力委員会 原子力関係予算のページ
   http://www.aec.go.jp/jicst/NC/sitemap/bunya04.htm
●次回は7月8日(火)に開催します。議題は以下の予定です。
 ・原子力の革新的技術開発ロードマップについて
●定例会議を傍聴にいらっしゃいませんか。
定例会議は通常毎週火曜午前、霞ヶ関の合同庁舎4号館で開催しています。ど
なたでも傍聴できます。開催案内や配布資料はすべてホームページでご覧いた
だけます。
<リンク>
 ○原子力委員会「定例会議・臨時会議」のページ
  http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/index.htm
━・・・━━ 部会情報等 ━━・・・━━・・・━━・・・━
●原子力委員会には、下部組織として部会や懇談会等が設けてあり、これらの
会合でも調査審議を行っています。これらの部会や懇談会等は原則として公開
しており、どなたでも傍聴できます。開催案内や配布資料はすべてホームペー
ジでご覧いただけます。
●原子力委員会 政策評価部会「放射性廃棄物の処理・処分」の報告書(案)
に対する意見募集を本日開始しました(平成20年8月3日(日)まで)。 
皆様からの率直なご意見をお待ちしております。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/seisaku/bosyu/080704/bosyu080704.htm
●原子力委員会ホームページに、6月2日に開催いたしました「市民参加懇談
会in京都」の概要、アンケート結果、議事録を掲載しました。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/simin/sankon/index.htm
━・・・━━ 読者コーナー ━━・・・━━・・・━━・・・━
●皆さまからのお便りをお待ちしています!
このメールマガジンや、原子力委員会の活動に関するご意見・ご感想等がござ
いましたら、melmaga-iken@aec.go.jp まで、ぜひお寄せください。貴重なご
意見として、今後の参考とさせていただきます。なお、お寄せいただいたご意
見・ご感想などは、個人情報を除きこのメールマガジンに掲載させていただく
ことがあります。また質問につきましては、そのすべてには回答できない場合
がありますので、ご了承をお願いいたします。 +-+ 編集後記(事務局だより)+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
個人的な趣味の話で恐縮ですが、キューを手にしなくなってから2年余り、久
しぶりにビリヤードをプレーする機会がありました。かつての映画「ハスラー
2」の影響による大ブーム、また21世紀に入ってからもちょっとした盛り上
がりをみせたことがあったのですが今は昔、あっという間にダーツバーに早変
わり、まさに(大袈裟ですが)盛者必衰の理を実感すると共に腕のほうもまる
っきり逆の意味で“継続は力”を痛感しました。本メルマガも10号を数え、
今後とも継続を力としていきたいところ、読者の皆様のご意見を心よりお待ち
しております。(木下)
●次号配信は7月18日(金)午後の予定です。
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発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
○ご意見、ご感想、ご質問などはこちらへ 
 mailto: melmaga-iken@aec.go.jp
○配信希望、アドレス変更、配信停止などはこちらへ
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/melmaga/index.htm
○原子力委員会ホームページ  http://www.aec.go.jp/
○このメールアドレスは発信専用のため、ご返信いただけません。
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