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【配信テスト】原子力委員会メールマガジン2008年1月11日号 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━試行版 No.1━━━
原子力委員会メールマガジン 2008年1月11日号
☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
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突然の配信で失礼いたします。 原子力委員会では、私たちが手がけている政策や活動をより広く知っていただく ため、本年より、原子力委員会メールマガジンを発行することと致しました。 本格配信は来月開始を予定していますが、これまで原子力委員会の部会にご出席 いただいた皆様や、関係機関の皆様方に、まず、メールマガジンの試行版を配信 させていただきました。 今後、皆様のご意見を伺いながら、広く読者の方々にご愛読いただけるよう、 内容の拡充に努めて参りますので、まずはお目通しいただけますと大変幸いです。 今後ともよろしくお願いいたします。
┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2008.1.11━━ ┃ ┣ トピックス 近藤委員長ロングインタビュー ┣ 定例会議情報 年頭の所信について ┣ 部会情報 放射性廃棄物の処理・処分について政策評価の予定 ┃ 市民懇in富山 参加者募集中 ┣ 読者コーナー メルマガについてご意見をお寄せください ┣ アンケート ┣ 事務局だより ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━・・・━━ トピックス ━━・・・━━・・・━━・・・━ 試行版ではありますが記念すべき第1号ということで、 近藤原子力委員長ロングインタビューをお楽しみください。
Q:委員長、あけましておめでとうございます。
A:おめでとうございます。ことしもどうぞよろしく。
Q:ところで、もう昨年のことになるのですが、委員長がある講演で我が国の原子 力界は峠にいると発言されましたね。これはどういうことですか。
A:峠は上る人あり、下る人ありの場所。わが国の原子力研究開発利用もまた、今 後ますます発展できる可能性と坂を転がり落ちる可能性をもっていて、私としては この下降コースに入り込む要因がいくつもあるのが気になるので、皆さんに、是非 気を引き締めて当面する課題にひとつずつ丁寧に対応してくださいと申し上げたの です。
Q:原子力ルネッサンスといわれているのに、そんなに気になることがあるのです か。
A:ルネッサンスっていうけれども、これを実際に経験し始めているのは、久しく なかった新設炉の許認可申請が相次いで、安全審査の仕事が急増している米国の原 子力規制委員会と、納入に時間が掛かる機器の先行発注を大量に受けている機器製 造業者くらいでしょう。前者は職員を増やして、どんなことがあっても自分たちが 原子力発電規模の増大の足を引っ張っているといわれないようにすると張り切って いますし、後者の同業者が限られている大型機器製造業者は、注文が殺到している ので、いまから注文を受けても納入には随分と時間が掛かりますよといっている。 わたしの見るところ、そのほかの人はルネッサンスと呼べるような事態を経験して はいません。
Q:そういう可能性に備えて準備に忙しい人はいるのでは?
A:確かに、IAEAの保障措置関係者は、いずれ査察するべき対象が増えることにな るということで、予算のやりくりどうしようかと悩んでいます。でも、これは未来 に備えて当然に行われるべき事業リスク管理活動で、実際に仕事が増えているわけ ではない。私としては、原子力の研究開発利用に携わる人々にとっていま大切なこ とは、地震とか高経年化対策といった足元にある解決すべき課題から、将来におい て重大な障害をもたらす可能性のある課題、そして新しい展望を切り開くことので きる課題を見据えて、国民の皆さんから信頼される原子力事業を持続的に展開して いけるよう、これらの解決に着実に取り組んでいくこと、これを怠ると坂を転げ落 ちますよ、と申し上げたつもりです。
Q:たしかに、昨年は、原子力発電所で過去に発生した事象で公表するべきなのに 長く隠ぺいされていたものが公表されて、安全機能が多重に用意してあるから安全 ですという説明を本当に信頼していいのかと不安になりましたし、地震で設計基準 地震動を大きく越える振動が記録されたということで、地震で被害の発生するリス クが十分小さくなるように耐震設計がなされているのか気になりました。こうした ことがきちんとなされていると思えないと、発電に際して温室効果ガスを発生しな いとか、経済性のある電源だといわれても、頼りにしていいのか不安になります。
A:信頼というのは、相手がリスクをきちんと管理して利益をもたらしてくれると 判断できたときに、その相手に任せることですからね。ですから、原子力委員会と しては、関係者に対して、享受できる価値を生み出し、しかもその産み出しの過程 に潜むリスクの水準を将来にわたって十分低く管理し続けることを国民から付託さ れていることを自覚して、まずは足元をきちんとし、さらに、将来にわたって長く この付託を受け続けられるよう準備を怠らないで、それぞれの責任を確実に果たし ていただきたいといわざるを得ないのです。
Q:利害得失を考えて原子力という選択肢を選び取った国民の期待に応える責任で すね。
A:ええ、原子力委員会が年頭の所信で、皆さんに、それぞれの責任を再確認し、 それを果たすことにしっかり取り組んでいただきたいとお願いしたのもその所以で す。
●次号は田中委員長代理のひとことをご紹介予定です!
━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━ ●1月8日(火)の第1回定例会議の議題は以下の通りでした。 ・年頭に当たっての所信 「2008年 年頭の所信」を発表しました。 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2008/siryo01/siryo1.pdf
●次回は1月15日(火)に開催します。議題は以下の予定です。 ・原子炉出力向上に関する技術検討評価について ・原子力委員会政策評価部会構成員について
●定例会議を傍聴に来られませんか。 定例会議は毎週火曜午前、霞ヶ関の合同庁舎4号館で開催しています。 どなたでも傍聴できます。開催案内や配布資料はすべてホームページでご覧 いただけます。
━・・・━━ 部会情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━ ●原子力委員会 政策評価部会(第20回)を開催します。 日時 1月18日(金)10時00分〜12時00分 場所 如水会館(東京都東京都千代田区一ッ橋2-1-1) 議題 (1)政策評価「放射性廃棄物の処理・処分」について (2)関係行政機関等からのヒアリング (3)放射性廃棄物の処理・処分に関する政策評価の今後の進め方
●原子力委員会 政策評価部会(第21回)を開催します。 日時 2月12日(火)15時30分〜17時30分 場所 中央合同庁舎4号館(千代田区霞ヶ関3−1−1) 議題 関係行政機関等からのヒアリング (放射性廃棄物の処理・処分に関する取組についてのヒアリング)
●「原子力委員会 市民参加懇談会in富山」を開催します。 これは、原子力委員会が市民の皆さまのご意見を聞かせていただくための会合で す。 参加者、大募集中です!(応募締め切りは1月16日) http://www.aec.go.jp/jicst/NC/simin/sankon/yotei/sanka080121/sanka080121.html 日時 1月21日(月)13:00〜16:00 場所 とやま自遊館(富山市湊入船町9番1号) テーマ 原子力 〜知りたい情報は届いていますか〜 「新潟県中越沖地震に学 ぶ」 プログラム (1)開催趣旨説明 (2)第1部:ご意見発表と意見交換 @地方行政関係者、柏崎市民、富山県民等からご意見発表 A市民参加懇談会構成員との意見交換 (3)第2部:会場に参加された方々からご意見をいただく
●部会は原則として公開しており、どなたでも傍聴できます。 開催案内や配布資料はすべてホームページでご覧いただけます。
━・・・━━ 読者コーナー ━━・・・━━・・・━━・・・━ 皆さまからのお便りをお待ちしています。 下記のアンケートに対する回答や、このメルマガ、そして原子力委員会の 活動に関するご意見・ご感想等を、iken@aec.go.jp まで、ぜひお寄せください。
(件名冒頭に【メルマガ】と記載頂けますと幸いです。) なお、アンケートにお寄せいただいた回答やご意見・ご感想などは、 個人情報を除きこのメルマガに掲載させていただくことがあります。 また質問につきましては、そのすべてには回答できない場合がありますので、 ご了承をよろしくお願いします。
━・・・━━ アンケート ━━・・・━━・・・━━・・・━ 1.メルマガで入手したい情報は何ですか? A.定例会や部会の開催案内 (具体的な部会名があればお答えください) B.定例会や部会の結果 (具体的な部会名があればお答えください) C.原子力に関する事項の解説 (政策/国際動向/経緯など、指定の分野があ ればお答えください) D.その他(ご自由にお答えください)
2.本号で興味深かった記事は何ですか? A.定例会議情報 B.部会情報(具体的な記事名) C.トピックス・事務局だより
+-+ 事務局だより +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
事務局の中桐です。今回は、担当職員からのひとこと。 原子力政策と原子力委員会を皆さまに身近に感じていただき、そして一人 でも多くの声を聴かせていただくべく、メルマガを発行することになりました。 毎号、順番に、原子力委員からホンネのひとことなども掲載予定ですので、 どうぞご期待下さい!
さて、原子力に限らず、「政策への国民参加」や「国民と行政との対話」の 大切さは日ごろ指摘され、このメルマガが立ち上がった所以でもありますが、 現状を極端に言うと、
[ 国民--> 行政 ] [ 国民 <--行政 ]
と、お互い声を発してはいるがお互いに届かず、どこかで消失さえしている ことが少なくないのではないかと感じます。(拙い絵で恐縮です・・・) 例えば、私が昨年担当した2つのパブコメ(部会報告案への意見募集) への応募件数は、それぞれ6名12件、10名23件でしたが、この件数だけ を見ると、国民の皆様はどのように評価なさるでしょうか。担当としては、 貴重なご意見をお寄せいただいた方々に、心から感謝しています。
一層多くの皆様に参加していただく解決策としては、政策参加や対話の、 場や機会の充実が提言されており、上の拙い絵で言うと、双方から出る 矢印の数や種類を増やすことと理解しますが、根本的には、
[ 国民-->行政 ] [ 国民<--行政 ]
と、国民と行政の距離を縮める、お互いに、お互いの動きや考えを尊重し、 近づこうとする心も必要なのではないかと思います。 そもそも行政を構成している人間も、当たり前ですが国民なのですから、 距離があること自体、やるせなさも感じます。
近年、行政を身近に感じて、積極的に声を届けようとする団体や個人が 増えていることは、行政サービスとしてはあるべき姿なのかと思い、 正直、その対応が大変なことが多いですが、できるだけ丁寧な対応を 心がける毎日です。少し優等生的な結論になりましたが。
最後の駄文までお読み頂き本当にありがとうございました。読者コーナーに あるとおり、メルマガへの感想・意見等をどしどしお寄せ下さいますと幸いです。
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発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局) ○アンケートやご意見、ご感想、ご質問などはこちらへ mailto: iken@aec.go.jp ○配信希望、アドレス変更、配信停止などはこちらへ mailto: iken@aec.go.jp (いずれも件名冒頭に【メルマガ】と記載頂けますと幸いです。 本格配信後は、上記手続きが原子力委員会ホームページ上で可能になる予定。) ○原子力委員会ホームページ http://www.aec.go.jp/
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