前頁 |目次 |次頁

資料

昭和62年度の原子力発電所の設備利用率について

昭和63年4月
通商産業省
資源エネルギー庁



 昭和62年度の我が国原子力発電所の設備利用率は77.1%(営業運転中の全発電所(35基、総発電設備容量2,788万キロワット)平均)となった。

 〔参考説明〕
 我が国の原子力発電所は、昭和41年に商業用原子力発電所が初めて運転を開始して以来、昭和50年度前後に初期トラブルや応力腐食割れ(SCC)等のため、設備利用率は40〜50%程度と低迷した。その後、設備の改善等を実施し、昭和55年度以降は順調に推移し、昭和58年度には70%台に乗るとともに、昭和62年度には77.1%と前年度に引続き順調な稼動実績となった。この最近の設備利用率は、先進国の中でも良好な成績を示している。

 昭和62年度末の原子力発電の設備容量は2,788万キロワット(全設備容量に占める割合は17%)に達するとともに、全発電電力量に占める割合は約29%に相当するものと見込まれる。

図1 設備利用率の推移



表1 設備利用率の推移



図2 主要国の原子力発電所の設備利用率の推移(暦年)



表2 世界の原子力発電所の設備利用率(暦年)



図3 発電設備の推移(電気事業用)(昭和62年度は推定実績)



図4 年間発電電力量の推移(電気事業用)(昭和62年度は推定実績)



表3 定期検査期間の推移(GCRを除く平均)



表4 運転月数の推移(全プラント平均)



図5 運転状況の推移



表5 運転中の故障・トラブルによる運転停止頻度(試運転中を除く)

i.自動停止


ii.自動停止+手動停止




前頁 |目次 |次頁