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ウラン濃縮原型プラントの立地について



原子力局 核燃料課

 動力炉・核燃料開発事業団が建設するウラン濃縮原型プラントについては、昭和58年11月、岡山県人形峠に立地することで地元との合意に達した。

 同事業団は、遠心分離法によるウラン濃縮パイロットプラントを建設し、57年3月から全面運転を行っているが、更に将来の商業プラントに先立って信頼性、経済性等を実証する目的で、同事業団が民間の協力を得て、ウラン濃縮原型プラントを建設するものである。

 立地点が決まったため、12月には同事業団ウラン濃縮開発本部に原型プラント準備室が設けられ、建設準備が本格化している。建設計画は、62年度に第一運転単位の運転を開始し、63年度には年間200トンSWU規模のプラントとして全面運転を開始することとなっている。

(参考)
原型プラントの概要

(1) 規模
 200トンSWU/年
 第一運転単位 100トンSWU/年
 第二運転単位 100トンSWU/年

(2) 面積
 敷地面積 約8万平方メートル
 建屋総建築面積 約2万平方メートル

(3) 建設工程
 土地造成工事開始 昭和58年度
 建家建設開始 昭和59年度
 第一運転単位運転開始 昭和62年度
 全面運転開始 昭和63年度


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