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第29回(定例)


〔日時〕 昭和58年8月16日(火) 10:30〜

〔議題〕
 (1) 日本原子力発電(株)東海第二発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)について(答申)
 (2) 中部電力(株)浜岡原子力発電所の原子炉の設置変更(3号原子炉施設の変更)について(一部補正)(答申)
 (3) その他

〔審議事項〕

(1) 議事録の確認

 「第28回原子力委員会臨時会議議事録」を了承した。

(2) 日本原子力発電(株)東海第二発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)について(答申)

 昭和58年5月31日付け58資庁第5196号をもって通商産業大臣から諮問のあった標記の件について引き続き審議した結果、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め通商産業大臣あて答申することを決定した。(資料4)

(解説)
 本件は、(1)燃料の健全性及び炉心性能を向上させるための新型8×8燃料の採用及び(2)運転期間の長期化に対応させるため取替燃料集合体の平均濃縮度を約2.7wt%から約2.9wt%に変更するものである。

(3) 中部電力(株)浜岡原子力発電所の原子炉の設置変更(3号原子炉施設の変更)について(一部補正)(答申)

 昭和58年8月10日付け58資庁第12819号をもって通商産業大臣より通知を受けた一部補正について通商産業省から資料に基づき説明がなされ審議した結果、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め通商産業大臣あて答申することを決定した。(資料5)

(解説)
 本件は、(1)運転期間の長期化に対応させるため、取替燃料集合体の平均濃縮度を約2.8wt%から約3.0wt%に変更すること、(2)被曝線量低減化のための原子炉冷却水浄化系容量の増加及び(3)洗たく設備の変更に伴う液体廃棄物の廃棄設備の変更である。


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