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日米協定改訂交渉の結果について



1 日米原子力協力協定を改訂することに関する米国提案についての会合が1979年2月13日から15日にわたり東京において行われた。

 日本側代表団は矢田部厚彦外務省審議官を代表として関連省庁の担当官で構成され、米国側代表団は米国務省ルイス・V・ノセンゾを代表として、エネルギー省及び軍備管理・軍縮局の担当官で構成された。なお、第1日目のみピッカリング米国務省次官補が出席した。

2 本会合において、米国側より1978年3月に発効した1978年核不拡散法及び米国がこの核不拡散法に基づき、他の諸国と協議しているモデル原子力協力協定について説明が行われた。

3 双方は、日本、米国及び40カ国以上が参加している国際核燃料サイクル評価の進展について意見を交換する機会を得た。これに関連して、米国側は使用済燃料の処理特に環太平洋貯蔵施設への使用済燃料暫定貯蔵の構想について説明した。米国側は、関心ある諸国との協力によってこの構想を実現させる可能性に関する検討情況について概括的な説を行った。

4 双方は、エネルギー分野において日米協力を更に促進しうる分野を話し合い、その進展に満足の意を表明した。


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