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昭和52年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて 原子力委員会
1 2月14日決定
本年度における招へい海外原子力関係者として下記の者を招へいすることとする。 記 チャールズW.メイズ教授(Charles W.Mays)アメリカ合衆国 ユタ大学放射線生物部門副所長 教授
(招へい理由)
チャールズW.メイズ教授(Charles W.Meys)は、世界各国の医療目的でラジウムを投与された患者やトロトラスト(トリウム系造影剤)投与患者の被曝線量と発癌との関係を検討していることで有名で、内部被曝の危険度評価の第一人者と言われている。また、最近のキレート剤による体外追出しに関する実験を各種の超ウラン元素(Pu.Am.Cm)等について進め、さらにキレート剤そのものの胎児への毒性についての新しい検討結果を多数発表されている。現在ICRP委員会の委員及びNCRP委員会等の委員をつとめている。 放医研の特別研究「内部被曝の障害評価に関する調査研究」を遂行するうえにおいてCharles W.Mays教授を招へいすることは、本研究推進に大いに貢献するものと思慮される。 (日程)
2 2月21日決定
昭和52年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいを下記により行う。なお、本年度は、既に4月にイラン原子力庁エテマド総裁が本招へいにより来日しており、今回の招へいは、それに追加されるものである。 記
(招へい目的)
最近の核不拡散をめぐる国際的動きを中心に、原子力開発の推進に伴う当面の諸問題につき意見交換を行うことにより、相互理解の増進を図ると共に、今後の国際協力の発展に資する。 CEAジロー長官とは、特に両国の核燃料サイクル開発政策に関して、また、NRCケネディ委員とは、特に両国の核不拡散政策に関して、実りある会談が行われるものと期待される。 (招へい期日)
昭和53年3月13日(月)から18日(土)まで
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