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IEA核融合国際協力・大型実験装置計画について(第2回マネージャー会合の開催)



 現在先進諸国が開発を進めている核融合臨界実験装置(日本JT-60、米国TFTR、欧州JET)について、IEAの下で「大型実験装置計画」として、51年3月から研究協力がスタートした。このほど、今後1年間の協力計画を作成するため東京で第2回マネージャー会合が開催された。本会合の結果の概要は以下のとおりである。


〔参加者〕JT-60 松井(原子力局)、森、吉川、平岡(原研)
TFTR J.N.Grace(ERDA)、D.Grove(プリンストン大)
JET J.P.Poffe(英国カラム研究所)

〔日時及び場所〕4月6~7日、日本原子力研究所本部

〔概要〕

 本会合における討議の結果、次の協力計画をとりまとめた。この協力計画は4月26日に開催される「IEA核融合調整委員会」に提出され、了承を受けることとされている。

① 今後1年間に次の専門家会合を開催する。

52年7月 英国 装置の電源
11月 米国 装置の運転・保守
53年4月 日本 コンピューター制御とデータ処理

② 研究者の交流を促進する。

③ 将来IEAの下で3グループ間の研究協力協定を締結することを検討する。

④ 次回のマネージャー会合を53年4月欧州で開催する。

 なお、第2回マネージャー会合に併行して「コイル関係の専門家会合」が行われ、3グループから39名が参加して活発な情報交換が行われた。


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