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OECD−原子力機関第54回運営委員会について



 OECD−原子力機関(NEA)の第54回運営委員会が、1977年4月28日、29日パリにおいて開催され、外務省松井首席事務官、在OECD大使館尾藤書記官及び日本原子力研究所村田副理事長が出席した。

 概要は次のとおりである。

1 運営の合理化と経済化をはかることを目的とする中性子データ編集センター(CCDN)とコンピュータプログラムライブラリ(CPC)との統合問題について検討がなされ、統合が合意された。

2 NEA規約改正については、今後、アドホックグループを設けて討議を重ね、この結果をふまえて次回運営委員会で検討することとされた。

3 1976年12月31日までのNEA事業活動報告が承認された。

4 1978年2月1日はNEA設立20周年にあたり、この記念行事として国際シンポジウムを開催することとなった。

5 1978年NEA事業計画について検討がなされた。

6 原子力の長期的役割に関する検討グループ(NELT)の将来について検討がなされた。

7 NEA/IAEAウラン資源検討グループの規約改正について意見交換がなされた。

8 ドラゴン計画公式記録作成のための今後の作業スケジュールが定められた。

9 放射性廃棄物の海洋投棄に関する協議・監視機構の設置問題について検討がなされ、設置がほぼ合意された。


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