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LOFT計画への加盟について



 LOFT計画は、国際エネルギー機関(IEA)の原子力安全性に関する国際協力の一環として行われ、アメリカ原子力規制委員会(USNRC)が運営するもので、アイダホ国立工学研究所のLOFT装置(55MWt PWR型試験用原子炉)を利用した冷却材喪失事故条件での核熱水力学的及び構造的現象に関する総合試験である。とくに、核燃料を用いた実験に特長があり、このような実験は、わが国の軽水炉安全性研究を拡充補完するもので、この研究の成果は、原子炉安全性の解析評価に大いに有用である。

 このため、日本原子力研究所はアメリカ原子力規制委員会と本年2月23日LOFT計画協定の締結を行った。

 なお、本協定の有効期間は協定締結日から4年間である。


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