原子力局

 JRR−2用燃料要素の実地検査に日本原子力研究所研究員1名が派遣され、加工期間5回、M&C社において実施される。教育訓練用小型原子炉試作に対する補助金、核融合研究に対する委任費の追加交付決定があった。原子力平和利用研究の紹介として古河電工における原子炉用マグネシウム合金の製造に関する研究を掲載した。原子炉等規制法施行令の一部改正の政令および原子炉の設置、運転等に関する規則一部改正の総理府令が交付された。

JRR-2用燃料要素の検査について

 JRR-2用燃料要素の加工については、科学技術庁と米国M&C社との契約に基づき、現在M&C社に委託しているところであるが、加工に関する実地検査は、燃料要素の使用者が行なうことが適当であると認め、科学技術庁はさきに日本原子力研究所に実地検査の業務を委任した。同所では研究員1名を検査員としてM&C社に派遣するとともに、実地検査の補助者として、JRR-2設計者である米国AMF社から検査専門家の派遣をうけて、加工期間中(34.10.26から5ヵ月間)5回、M&C社において実地検査を行なうこととしている。