昭和48年10月
原子力委員会 |
本年度における招へい海外原子力関係者として、下記の者を招へいすることとする。 |
記
|
D.K.Bewley
英国ハマースミス病院医学研究評議会
サイクロトロン部主任研究員
(略 歴)
1923年 生れ 英国人
1947年 ケンブリッジ大学卒
1947年〜1957年 ハマースミス病院研究員(物理)
1957年〜同病院医学研究評議会サイクロトロン部研究員 |
(説 明)
米国のStoneらによって行なわれた速中性子線治療が、正常組織の障害の大きさのために中止されたが、Bewley博士はその治療法の再評価を与えた1人であり、現在ハマースミス病院で行なわれている速中性子線治療を組立てた。
博士の主な研究としては、速中性子線の測定法、治療用速中性子線の開発研究、速中性子線による写真撮影法、速中性子線の治療効果に関する研究等がある。
現在放射線医学総合研究所に建設中の医用サイクロトロンは明年には稼動する見込みであり、速中性子線治療を再評価させ、現在実用規模で動いている唯一のサイクロトロンを有するハマースミス病院で直接治療、RI生産にも携さわっている同博士を招へいすることは放射線医学総合研究所における研究、計画等を進めてゆく上で極めて意義があると考えられる。
|
|
(日 程) |
|
昭和48年11月11日(日) 来 日 |
|
11月12日(月) |
原子力委員会表敬
科学技術庁訪問 |
11月13日(火) |
日本原子力産業会議訪問
京大学医科学研究所訪問 |
11月14日(水) |
放射線医学総合研究所
訪問および講演 |
11月15日(木) |
日本原子力産業会議主催
ラジオアイソトープ会議講演 |
11月16日(金)〜20日(火) |
放射線医学総合研究所において講演 |
11月21日(水) |
京都へ |
11月22日(木) |
京都大学病院において講演 |
11月23日(金) |
九州へ |
11月24日(土) |
九州大学病院において講演 |
11月25日(日) |
東京へ |
11月26日(月) |
日本アイソトープ協会との懇談 |
11月27日(火) |
離日 |
|
|