原子力委員会専門部会議事概要



原子力災害補催事門部会

第18回

〔日時〕昭和38年10月8日(火)14.00〜17.00

〔議題〕

(1)「原子力船運航者の責任に関する条約」のための常設委員会における検討事項について

(2)「原子力損害の民事責任に関するウィーン条約」について

〔議事概要〕
 昭和37年5月採択された「原子力船運航者の責任に関する条約」のための常設委員会における検討事項について審議された。すなわち、国際保証基金の設定、国際的裁判管轄権を行使する機関の設立および政府間機関により運航される原子力船に対する同条約適用に関する問題に対せるわが国の意見について検討が行なわれた。

原子炉安全基準専門部会

第26回

〔日時〕昭和38年10月8日(火)13.45〜17.00

〔議題〕

(1)原子炉立地審査指針の決定について

(2)当部会の今後の運営について

(3)原子炉安全審査調査団の派遣について

〔議事概要〕
 原子炉立地審査指針(案)について検討され、一応の結論が得られたので、それにそって字句修正の上、委員会に報告することが決定された。その後、当部会の今後の運営方針について検討し、主に原子力船の安全基準、原子力設置許可申請書記載要領を審議することとなった。

プルトニウム専門部会

第3回

〔日時〕昭和38年9月19日(木)13.00〜16.30

〔議題〕

(1)プルトニウムのObtaining Cost についての考え方

(2)プルトニウム燃料価格評価についての日米間の考え方の比較

(3)プルトニウムの熱中性子炉への利用の意義とその問題点

〔議事概要〕

(1)について高橋委員から「プルトニウムの日本における生産原価」について説明があった。

(2)についてはわが国独自の立場からプルトニウムの価値評価を行なう必要があるので、プルトニウム価値作業グループを作って問題点を検討することとした。(3)については、(1)および(2)の討議のなかでかなり意見がでており、また高速炉研究開発計画との関連もあるのでひき続き討議することにした。