原子力委員会参与会議事概要


第8回

〔日時〕昭和38年10月10日(木)14.00〜16.00

〔議題〕

(1)IAEAの9月理事会および第7回総会について

(2)日米原子力協定に基づく保障措置のIAEA移管のための協定の署名について

(3)第2回日加原子力技術会議について

(4)プルトニウム技術者の米国への長期派遣について

(5)原子炉安全審査調査団の派遣について

(6)「原子力船運航者の責任に関する条約」のための常設委員会における検討事項について

(7)JPDRの現況について

(8)昭和38年上半期末核燃料物質等保有量一覧について

(9)原子力委員会専門部会等の審議状況について

〔議事概要〕
 議題に入る前に、鈴江事務次官から兼重委員長代理が海外出張中のため、西村委員が委員長代理を務める旨と、再任された有沢(欠席)、駒形両委員の紹介があった後、西村委員から事務局の2課長の異動の紹介があった。

(1)事務局からIAEAの8月理事会および第7回総会について概略説明があった後、今回の総会は東西融合の雰囲気の中で行なわれ、移管については、予定した範囲でかたずいたとの報告があった。

(2)事務局から日米原子力協定に基づく保障措置のIAEA移管のための協定の署名について報告があった。

(3)事務局から第2回日加原子力技術会議開催予定について概略説明があった。

(4)事務局からプルトニウム技術者の米国への長期派遣について原研、公社から各1名派遣するとの説明があった。

(5)事務局から原子炉安全審査調査団の派遣に関し調査団の構成員および日程について説明があった。

(6)事務局から「原子力船運航者の責任に関する条約」のための常設委員会における検討事項について要旨説明があった後、条約の内容に関して有疑応答があった。

(7)事務局からJPDRの現況について概略説明があった後、発電の開始は10月20〜25日の間になる予定との報告があった。

(8)事務局から、昭和38年上半期末核燃料物質等保有量一覧について概略説明があった後、東大のU233の紛失事件に関して報告があった。

(9)事務局から原子力委員会専門部会等の審議状況について概略説明があった。