原子力委員会日誌

第33回

〔日時〕昭和38年9月4日(木)14.00〜15.30

〔配布資料〕

(1)科学技術庁長官の海外出張日程

(2)新日米特殊核物質賃貸借協定案に対する交渉方針について

(3)原子炉安全基準専門部会専門委員の一部変更について(案)

(4)第3回原子力平和利用に関する国際会議について

(5)日米原子力協定に基づく保障措置のIAEA移管協定の署名および発効に伴う措置について(報告)

(6)原研のファンデグラフ破損事故について

〔審議決定および報告事項〕

(1)新日米特殊核物質賃貸借協定案に対する交渉方針について
 事務局から「新日米特殊核物質賃貸借協定案に対する交渉方針について」資料(2)の説明があり、審議の結果、了承された。

(2)原子炉安全基準専門部会専門委員の一部変更について
 事務局から「原子炉安全基準専門部会専門委員の一部変更について(案)」資料(3)の説明があり、決定した。

(3)第3回原子力平和利用国際会議について
 事務局から「第3回原子力平和利用に関する国際会議について」資料(4)の説明があり、同会議に参加する方針を決定した。

(4)報告事項
 事務局から(イ)佐藤科学技術庁長官の海外出張について、
 (ロ)日米原子力協定に基づく保障措置のIAEA移管協定の署名および発効に伴う措置について、(ハ)原研のファンデグラフ破損事故について、それぞれ報告があった。

第34回

〔日時〕昭和38年9月18日(水)14.00〜16.40

〔配布資料〕

(1)兼重委員の海外出張の日程について

(2)IAEA9月理事会および第7回総会について

(2)−2 原子力損害の民事責任に関する国際会議決議に基づく常設委員会設置について

(3)わが国とパキスタンとの間の原子力協定に関する件

(4)原子燃料公社の技術援助契約(甲種)について

(5)イタリアの原子力関係者の招へいについて

〔審議決定および報告事項〕

(1)IAEA9月理事会および第7回総会について
 事務局から「IAEA9月理事会および第7回総会について」資料(2)および「原子力損害の民事責任に関する国際会議決議に基づく常設委員会設置について」資料(2−2)の説明があり、審議の結果、決定した。

(2)日本とパキスタンとの原子力に関する協力について
 事務局から「わが国とパキスタンとの間の原子力協力に関する件」資料(3)について説明があり、審議の結果、ノミナルな内容の時には両国原子力委員長間の書簡交換が考えられるが、先方が実質的な内容を希望する場合には、わが国としては、政府が当事者となるべきであることが了承された。

(3)原子燃料公社の技術援助契約(甲種)について
 事務局から「原子燃料公社の技術援助契約(甲種)について資料(4)の説明があり、審議を行なったが、さらに検討することとなった。

(4)報告事項
 事務局から、川兼重委員の海外出張について報告があり、了承された。また、(ロ)イタリアの原子力関係者の招へいについて報告があった。

第35回

〔日時〕昭和38年9月25日(水)14.30〜16.30

〔配布資料〕

(1)第3回原子力平和利用に関する国際会議について

(2)原子炉安全審査調査団の派遣について(案)

(3)1963年度IAEA技術援助による専門家の来日について

(4)日米原子力協定に対する国際原子力機関による保障措置の適用に関する協定の署名について

(5)プルトニウム・リサイクル技術の米国への長期派遣について(報告)

(6)水戸原子力事務所の開設について

(7)昭和38年上半期末核燃料物質等保有量一覧

〔審議決定および報告事項〕

(1)第3回原子力平和利用国際会議について
 事務局から「第3回原子力平和利用に関する国際会議について」資料(1)の説明があり、審議の結果、決定した。なお、担当委員は駒形委員に決定した。

(2)原子炉安全審査調査団の派遣について
 事務局から「原子炉安全審査団の派遣について(案)」資料(2)の説明があり、決定した。

(3)報告事項
 事務局から(イ)IAEA技術援助による専門家の来日について、(ロ)日米原子力協定に対する国際原子力機関による保障措置の適用に関する協定の署名について、(ハ)プルトニウム専門家の米国派遣について、(ニ)水戸原子力事務所の開設について、(ホ)38年上半期末核燃料物質等保有量について、それぞれ報告があった。