昨年4月および10月に開催された国連放射線影響科学特別委員会の第1回、第2回会議に引き続き本年4月8日からジュネーヴにおいて開催予定の第3回会議にわが国から提出する資料ならびに代表団の人選等につき原子力委員会、日本学術会議、学識経験者ならびに関係各省と再三会議が開催されたのでその概況を述べる。 国連放射線影響科学委員会提出資料
1 大気放射能の測定方法および放射化学分析 資料 総括気象庁(太田)、東大(斎藤) (1)フォールアウトの測定方法および成績 気象庁(太田) (2)放射化学分析(Sr90、Cs137等) 東 大(斎藤)
2 放射能関係資料 総括東大(檜山) (1)宇宙線の測定 気象庁(石井) (2)地面からの放射能 科 研(山崎) (3)X線による放射線の照射 東 大(宮川、江藤) 慈恵医大 (樋口) (4)体内の放射能 〃 (5)食物から摂取する放射能 東 大(三井、檜山) (6)地表附近の放射能 立教大(道家) (7)上層大気の放射能 気象庁(太田)
3 放射線の遺伝学的影響に関する資料 総括 立教大(村地)
4 少線量放射線の生物学的影響等に関する資料 総括 日 赤(都築) (1)少線量放射線の人体におよぼす影響 (2)放射線障害の予防と治療 |