原子力委員会専門委員の任命 原子力委員会設置法施行令第3条により原子力委員会に専門委員を置き専門の事項を調査審議させることになったことは前号に記載したとおりであるが、委員会においては次の専門委員を決定し(一部任命手続中のものを含む)会議が開かれた。
原子力委員会においては重水の製造のための今後の研究の進め方について各方面の専門家の意見を聴取するため、第21回(31.4.6)および第24回(31.4.26)の定例委員会において重水関係の専門委員として、次の10氏を任命することに決定した。
これに関連して原子力局では、石川委員、藤岡委員、児玉参与、木村参与および前述の専門委員任命予定者による重水打合せ会を4月24日に開催し、各関係者から重水の諸製造方法についての研究内容、今後の計画、調査結果等の報告があり、それらについて討議を行った。当日の主な報告および討議事項は次のとおりである。
アイソトープの利用促進に関し、調査審議するため、次の6名の学識経験者が5月内閣総理大臣によって専門委員に任命された。(一部任命手続中のものを含む)
なお以上の専門委員のほか、参与から
の2名、および
の計9名をもって構成されるアイソトープ利用小委員会を原子力委員会に置き、さしあたりアイソトープセンターの構想について第1回の審議を5月14日から始めることになった。審議は、アイソトープセンターの研究及び業務の範囲、規模、設置場所、定員、年次計画等について行われる予定である。 国立放射線医学総合研究所の構想に関し調査審議するため、次の5名の学識経験者が5月内閣総理大臣によって専門委員に任命された。
なお以上の専門委員のほか、参与から
及び関係各省から
の11名からなる国立放射線医学総合研究所設立準備小委員会を原子力委員会に置き、同研究所の構想についての第1回の審議を5月11日に始めた。審議は、同研究所の組織、規模、定員、設置場所、建設の年次計画等について行われる予定である。 |