前頁 | 目次 | 次頁

動力炉・核燃料開発事業団東海再処理工場の運転状況について


原子力局核燃料課

1. 東海再処理工場の運転状況

 東海再処理工場では、既設溶解槽(R10、R11)の補修工事及び新溶解槽(R12)の設置工事等を経て昭和60年2月18日より試験運転を再開した。

 その後、同年4月5日から本格運転を開始し、溶解槽及び酸回収蒸発缶等を含む再処理工場の各工程、各付属施設も順調な運転を行い、11月27日迄に合計78.7トンの使用済み燃料を再処理した。

 この結果、昭和60年度の再処理量は73.5トンとなり、当初計画の70トンを3.5トン上回ることとなった。

〔参考1〕 東海再処理工場の運転経過
昭和60年2月18日 85−1Aキャンペーン開始(定期検査のための運転)
3月11日 新溶解槽(R12)の使用前検査合格
3月12日 85−1Aキャンペーン終了
4月4日 再処理工場の定期検査合格
4月5日 85−1Bキャンペーン開始
5月31日 85−1Bキャンペーン終了
6月15日 85−1Cキャンペーン開始
8月4日 85−1Cキャンペーン終了
9月12日 85−2キャンペーン開始
11月27日 85−2キャンペーン終了

〔参考2〕東海再処理工場の再処理量の推移

2. 今後の計画

 今後は、既設溶解槽の補修箇所の検査及び追加補修並びにPIT及び再処理工場の定期検査等を実施し、昭和61年5月頃から再処理工場の運転を開始する予定である。予定再処理量は、今年度と同様に約70トン程度を予定している。

〔参考1〕 東海再処理工場の今後の予定

前頁 | 目次 | 次頁