前頁 | 目次 | 次頁

第48回(定例)


〔日時〕昭和58年12月6日(火) 10:30〜

〔議題〕
(1) 九州電力(株)玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(3、4号炉増設)について(諮問)
(2) 動力炉・核燃料開発事業団新型転換炉ふげん発電所の原子炉の設置変更(新型転換炉原型炉施設の変更)について(諮問)
(3) 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターの原子炉の設置変更(重水臨界実験装置施設の変更)について(諮問)
(4) 原子力船研究開発のあり方について
(5) その他

〔審議事項〕
(1) 議事録の確認

 「第47回原子力委員会定例会議議事録」を了承した。

(2) 九州電力(株)玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(3、4号炉増設)について(諮問)

 昭和58年11月30日付け57資庁第16287号をもって通商産業大臣より諮問を受けた標記の件について通商産業省から資料に基づき原子炉の設置変更(3、4号炉増設)の理由、内容等について説明がなされ引き続き審議することとした。

(解説)

 本件は、九州電力(株)玄海原子力発電所の3号及び4号原子炉の増設に関するものであり、それぞれ電気出力118万kWのPWRで、3号原子炉は昭和66年10月に、4号原子炉は昭和67年10月にそれぞれ運転開始を予定している。

(3) 動力炉・核燃料開発事業団新型転換炉ふげん発電所の原子炉の設置変更(新型転換炉原型炉施設の変更)について(諮問)

 昭和58年11月26日付け58安(原規)第189号をもって内閣総理大臣より諮問を受けた標記の件について科学技術庁から資料に基づき原子炉の設置変更(新型転換炉原型炉施設の変更)の理由、内容等について説明がなされ引き続き審議することとした。

(解説)

 本件は、新型転換炉の燃料の開発研究のため、燃焼度を大きくした照射用36本燃料集合体を装荷することに関するものである。

(4) 動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターの原子炉の設置変更(重水臨界実験装置施設の変更)について(諮問)

 昭和58年11月26日付け58安(原規)第200号をもって内閣総理大臣より諮問を受けた標記の件について科学技術庁から資料に基づき原子炉の設置変更(重水臨界実験装置施設の変更)の理由、内容等について説明がなされ引き続き審議することとした。

(解説)

 本件は、新型転換炉の開発研究において炉心核特性を実証するため、36本燃料集合体及び24.2cmピッチのグリッド板を追加することに関するものである。

(5) 原子力船研究開発のあり方について

 日本原子力船研究開発事業団の統合について、日本原子力船研究開発事業団、日本原子力研究所及び動力炉・核燃料開発事業団よりヒアリングを行った。

(6) その他

 原子力委員会会議への職員等の出席について、事務局より資料に基づき説明がなされ了承した。


前頁 | 目次 | 次頁