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OECD−NEA 第55回原子力運営委員会について


科学技術庁

 OECD−原子力機関(NEA)の第55回原子力運営委員会が、1977年10月26日・27日パリにおいて開催された。

 概要は、次のとおりである。

1 NEA規約改正について、前回運営委員会の決定に基づいて設けられた法律ワーキングパーティの作業による修正案に対して検討がなされ、改正することが合意された。

2 原子力の長期的役割に関する検討グループ(NELT)に代わる、原子力開発と燃料サイクルに関する経済的・技術的検討を行うための新委員会の設立が決定された。

3 「ウラン資源、生産及び需要」及び「長期にわたる核燃料サイクルの需要と供給の考慮」の、核燃料サイクルに関する2報告書を発行することについて報告がなされた。

4 1977年9月に公刊された「放射性廃棄物管理のための目的、概念及び戦略に関する報告書」の内容について、環境委員会の検討結果等をふまえて次回運営委員会で議論することとされた。

5 NEA設立20周年記念行事として1978年2月1日・2日に開催する「OECD諸国間の原子力分野における国際協力に関するシンポジウム」に関する準備状況について報告がなされた。

6 原子力情報に関するワーキンググループ(NINF)の規約延長について検討がなされ、次回運営委員会で再度審議することとされた。

7 中性子データ編集センター(CCDN)とコンピュータプログラムライブラリー(CPL)の統合間題に関し、新NEAデータバンクの設立について検討がなされた。

8 1973年2月1日に発足した原子炉施設安全委員会(CSNI)の活動報告がなされた。

9 1978年事業計画及び予算について検討がなされた。

10 イオン化式煙感知器放射線放護基準について検討がなされた。

11 1977年10月19日〜21日開催されたINFCE設立総会にNEAが招請され、この参加報告がなされた。


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