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IAEA第21回総会の開催について


科学技術庁

 国際原子力機関(IAEA)の第21回総会が1977年9月26日から30日まで、90加盟国の代表の参加のもとにオーストリアのウィーンにおいて開催された。また、今次総会は、IAEA設立20周年を記念するものとして、注目された。

 概要は次のとおりである。

1 日本国政府代表団

代表 鹿取 泰衛 在オーストリア大使
代表代理 矢田部厚彦 在オーストリア大使館公使

 小林 智彦 外務省国際連合局参事官

 新井 弘一 在オーストリア大使館参事官

 佐々木壽康 同上
代表顧問 井上 五郎 原子力委員会委員長代理

〔会議議事〕
(1)開会式

 オーストリア連邦大統領 Rudolf Kivchschlagev博士により開会が宣言された。

(2)議長選挙

 イランの原子力委員会委員長Akbar Etemad氏が選出された。

(3)事務局長の承認

 S.エクランド博士の再任が承認された。

(4)1978年度予算

 1978年度通常予算は、48,879,000ドル、加盟国分担金は44,763,000ドルと決定された。我が国の部担率は9.30%である。

(5)憲章第6条の改正

 総会選出の理事国数を現行の22ヶ国から27ヶ国に拡大することを内容とするIAEA憲章第6条A.2の改正問題は継続審議となった。

(6)理事国選挙

 任期満了の11ヶ国について改選が行われ、エクアドル、ペルー、オーストリア、ノルウェー、ルーマニア、ブルガリア、チュニジア、ガーナ、クウェート、韓国イランが選出された。

(7)1978年総会開催日程

 1978年9月18日から開催することが決定された。

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