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日独科学技術協力合同委員会(第3回)について 昭和49年10月に締結された日独科学技術協力協定に基づき両国間の研究協力の推進の場として合同委員会が置かれている。今般、合同委員会第3回会合が東京で開催され、そこにおいて「原子炉安全研究」及び「高温ガス炉開発」が討議された。その結果の概要は以下のとおりである。 〔日時〕昭和52年4月25日〜26日
〔場所〕外務省国際会議場(7階)
〔出席者〕
日本側 中平立(外務省経済局総務参事官)
松井隆(原子力局技術振興課長)ほか17名
西独側 G・Lehr(研究技術省国際局長)ほか5名
〔会合の概要〕
(1) 原子炉安全研究
本協力分野については10項目の協力テーマですでにスタートしており、これまで行ってきたコーディネータ会合の開催、専門家会合の開催、情報交換等について報告があった。今後、協力を一層強化することとし、本年6月頃に第3回コーディネータ会合を開催することを確認した。 (2) 高温ガス炉開発
本協力分野は未だ正式にスタートしてはおらず、我が国の多目的高温ガス炉開発の状況、本年1月に訪日した「西独高温ガス炉調査団」の成果等が報告された。本協力分野を新たに加えることとし、我が国から「高温ガス炉パネル」の設置を提案した。 討議の結果「高温ガス炉パネル」の設置を決定し、原研・ユーリッヒ間で進めている研究協力を同パネルの下に組み入れることとし、第1回会合を5月16日にボンで開催することを確認した。 (3) その他
上記の2協力分野のほか、海洋科学技術等8協力分野について、これまでの協力状況、今後の協力計画が討議された。 合同委員会次回会合は53年5月頃西独で開催の予定
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