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核兵器不拡散条約の国会承認に際して


昭和51年5月24日
原子力委員会委員長談話

 核兵器の不拡散に関する条約に関し、本日、国会承認が得られ、推進の運びとなったことは、原子力の研究、開発及び利用を平和目的に限ることを基本理念とする我が国にとって、その姿勢を内外に明確に示し、今後の原子力の平和利用の推進に資する意味において、好ましいものと考える。

 今後、本件に係る国会審議の過程で示された諸点をふまえ、我が国保障措置体制とりわけ自主査察体制の一層の整備充実を図る等、本委員会としても、原子力の研究、開発及び利用が平和目的に限られ、その一層健全な発展が図られるようさらに努力を重ねて参りたい。



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