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第17回中国核実験(地下)にともなう放射能調査について 放射能対策本部は、第17回中国核実験(地下)に関するインド原子力研究センターの「中国が核爆発実験をロプノール地区で10月27日グリニッヂ標準時午前1時(日本時間同日10時)に行った。規模は20キロトン級である」との情報を基に昭和50年10月28日第92回放射能対策本部幹事会を開催し、高空浮遊じんの全ベータ放射能、モニタリングポストによる空間線量率及び参考に雨水、ちりの全ベータ放射能調査を実施することとした。その結果、高空浮遊じんについては10月28日〜11月4日まで、モニタリングポスト、雨水、ちりについては10月28日〜11月10日まで調査したが、各調査とも平常の値であることを確認し11月11日以降平常時の体制に復帰した。 なお、調査結果は表1、表2、表3のとおりである。 表1 高空浮遊じんの調査結果 ![]() 表2 モニタリングポストによる空間線量率調査結果 ![]() 表3 雨水の全β放射能 ![]() |
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