メールアイコン メールマガジン配信サービス

第387号 原子力委員会メールマガジン

            @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
             2023年12月1日387号
━ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●こんにちは、原子力参事官です
アジア原子力協力フォーラム(FNCA)について

●12月5日(火)の定例会議予定
・OECD/NEA RIワークショップの報告について(公益社団法人日本アイソトープ協会 専務理事
(原子力委員会参与)畑澤順氏)
・日本原子力発電株式会社東海第二発電所の発電用原子炉の設置変更許可(標準応答スペクトルを考慮した
基準地震動の追加等)について(諮問)(原子力規制庁)
・令和5年度版原子力白書について

●原子力関係行政情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━・・・━━ こんにちは、原子力参事官です━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━・
アジア原子力協力フォーラム(FNCA)について

こんにちは、原子力参事官の山田です。
我が家のフローリングも大分冷たくなり、秋が深まってくるのを感じています。しかし、我が家の近くにある
銀杏の木の葉はまだ青々としています。去年のことですが、いつになったら銀杏の葉が黄色くなって
落葉するのかな、と思ったら、ある年末の土日で一気に枝打ちされ、
あっという間に葉がなくなってしまいました。
ちょっと寂しかったですが、これも新しい形の「落葉」なのかもしれません。

今回は、アジア原子力協力フォーラム(FNCA)についてです。
今月28日(火)に、タイ・バンコクで第24回の大臣級の会合が開催されました。
日本からは、高市科学技術政策担当大臣の代理として上坂委員長が出席されました。
そもそも、FNCA(Forum for Nuclear Cooperation in Asia)ってどういうものなのか、ということですが、
これは、アジア諸国における原子力分野の平和的利用の推進を目的とした、日本が主導する協力枠組みです。
原子力の世界では、国際原子力機関(IAEA)や経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)が
思い出されると思いますが、IAEAの本部はウィーン、OECD/NEAの本部はパリと、
基本的には欧米が中心となって出来た機関です。
そのような中、アジアの枠組みというのもあっていいともちろん思いますし、
それを日本が主導しているということには、大変大きな意義があります。FNCAの本部、というか主催者は、
日本の原子力委員会なのです。日本は、この枠組みを20年以上維持しているのです。
で、FNCAは何をしているの?ということですが、大臣級会合、それを支える上級行政官会合で行われた
ハイレベルでの意見交換を踏まえ、文部科学省と連携しながら、放射線利用開発(産業・環境利用、健康利用)、
研究炉利用開発、原子力安全強化、原子力基盤強化の各分野において、ワークショップなどで
意見交換や情報交換を行っています。アジアという近隣諸国同士で協力の枠組みを作り、
そこにワークショップという「場」を提供することで、アイディアだけでなく人的交流が生まれ、
我が国をハブとしたアジアでの原子力人材循環が起こる、という、
構想当初からの狙いが着実に結実しつつあります。FNCA活動の成果は、以下のホームページに載っています。
https://www.fnca.mext.go.jp/achieve/achievement.html

今回のテーマは「人間の健康と医療福祉における原子力科学の貢献」でした。原子力にはエネルギー利用と
非エネルギー利用の2つがあるということは以前のコラムで申し上げましたが、
そのうちの非エネルギー利用に関するテーマでした。この非エネルギー利用は、
必ずしも原子炉がなくても取り組めますので、アジア各国の関心も高いです。

今回のFNCAで特筆すべき点は、シンガポールが初めてオブザーバー参加したことです。
FNCAが1999年に立ち上がったときは、参加していたのは9か国(日本、オーストラリア、中国、
インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム)でした。
2006年にバングラデシュが参加、2010年にカザフスタンとモンゴルが参加しましたが、
今回のシンガポールのオブザーバー参加はそれ以来となります。
FNCAの体制が広がっていくことは喜ばしいことです。

先日の大臣級会合では、共同コミュニケを採択して閉会しました。
大臣級会合は年に1回ですが、その間、コーディネーター会合、専門家会合、
上級行政官会合とFNCAは活発に活動しています。
これからも、アジアにおける原子力のネットワークが、我が国を中心とした強固なものになっていくよう、
FNCAをもっと盛り上げていきます。

━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━
●原子力委員会の定例会議を傍聴にいらっしゃいませんか。会議は霞ヶ関周辺で開催しており、
どなたでも傍聴できます。
開催案内や配布資料は、すべて原子力委員会ウェブサイト(以下URL)で御覧いただけます。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/index.htm

●12月5日(火)14:00からの定例会議の議題は以下となります。
傍聴をご希望される方は、以下より登録をお願いいたします。
(登録の締め切りは12月4日(月)15:00となります。)
https://form.cao.go.jp/aec-melmaga/opinion-0054.html
【議題1】OECD/NEA RIワークショップの報告について(公益社団法人日本アイソトープ協会 専務理事
(原子力委員会参与)畑澤順氏)
【議題2】日本原子力発電株式会社東海第二発電所の発電用原子炉の設置変更許可
(標準応答スペクトルを考慮した基準地震動の追加等)について(諮問)(原子力規制庁)
【議題3】令和5年度版原子力白書について

━・・・━━ 原子力関係行政情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━・
原子力関係の他の行政における委員会等のリンク情報は以下のとおりです。

※URLが改行されてリンクが認識されない場合
URLはクリックせず、文字列全体をURL欄に Copy & Paste してください。

■首相官邸
・原子力防災会議
(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku_bousai/)
・原子力災害対策本部会議
(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/)

■内閣官房
・原子力関係閣僚会議
(http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/genshiryoku_kakuryo_kaigi/)
・最終処分関係閣僚会議
(http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/saisyu_syobun_kaigi/)

■資源エネルギー庁
・総合資源エネルギー調査会電力・ガス事業分科会
(https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/index.html)
┗原子力小委員会
(https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/index.html)
┣自主的安全性向上・技術・人材WG
┣原子力の自主性安全性向上に関するWG
┣原子力事業環境整備検討専門WG
┣放射性廃棄物WG
┣地層処分技術WG
┗革新炉WG
┗電力・ガス基本政策小委員会
(https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/index.html)

・総合資源エネルギー調査会基本政策分科会
(https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/kihon_seisaku/index.html)
┣長期エネルギー需給見通し小委員会
┣発電コスト検証WG
(https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/#cost_wg)
┗電力需給検証小委員会
(https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/kihon_seisaku/denryoku_jukyu/index.html)
┗エネルギー情勢懇談会
(http://www.enecho.meti.go.jp/committee/studygroup/#ene_situation)
┗使用済燃料対策推進会議
(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/shiyozumi_nenryo/index.html)

■原子力規制委員会
(https://www.nsr.go.jp/)
┗原子力規制委員会
(https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/kisei/index.html)
┣原子炉安全専門審査会・核燃料安全専門審査会
(https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/roanshin_senmon/menu.html)
┣放射線審議会
(https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/houshasen/index.html)
┣国立研究開発法人審議会
(https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/nrda/nrda/index.html)
┣量子科学技術研究開発機構部会
(https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/nrda/nirs/index.html)
┣日本原子力研究開発機構部会
(https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/nrda/jaea/index.html)
┣原子力規制委員会政策評価懇談会
(https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/seihyou_kondan/index.html)

■文部科学省
┗原子力科学技術委員会
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/055/index.htm)
┣原子力人材育成作業部会
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/079/index.htm)
┣原子力研究開発・基盤・人材作業部会
(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/100/index.htm)
┣核融合研究作業部会
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/056/index.htm)
┣核不拡散・核セキュリティ作業部会
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/076/index.htm)
┣原子力バックエンド作業部会
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/099/index.htm)
┗核融合科学技術委員会
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/074/index.htm)
┗原型炉開発総合戦略タスクフォース
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/078/index.htm)
┗調査研究協力者会議等(研究開発)
┗「もんじゅ」廃止措置評価専門家会合
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kaihatu/022/index.htm)

●次号配信は、2023年12月8日(金)午後の予定です。
======================================================================
発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
原子力委員会:上坂 充委員長、佐野 利男委員、岡田 往子委員
○メルマガへの御意見・御感想はこちらへ(お寄せいただいた御意見に対しては、原則として回答致しませんが、
今後の原子力委員会の業務の参考とさせていただきます。)
https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0017.html
○配信希望、アドレス変更、配信停止などはこちらへ
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/melmaga/index.htm
○原子力委員会ホームページ
 http://www.aec.go.jp/
○このメールアドレスは発信専用のため、御返信いただけません。
======================================================================
          

戻る