食品照射専門部会

 放射線は、学術、工業、農業、医療、その他の分野で適切な安全管理の下で利用されてきており、社会に大きな効用をもたらしています。これら放射線利用のうち、「食品照射」は、公衆衛生や食品の品質保持などを目的として、放射線を食品に照射することにより、殺菌、殺虫、発芽防止等を行う技術です。しかしながら、原子力政策大綱において、現在、我が国においては馬鈴薯の発芽防止を行うための食品照射が認められているのみであり、社会への技術情報の提供や理解活動の不足等のために活用が十分進められていないことが課題として指摘されました。そこで、原子力委員会は、原子力政策大綱において示されている基本的考え方を踏まえ、関係者の今後の検討に資するため、食品照射に関する現状等について調査審議を行うべく、食品照射専門部会を設置しました。

パブリックコメント

平成18年7月26日(水)~平成18年8月25日(金)