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メールマガジン
第69号 原子力委員会メールマガジン 「生きる力」を育むエネルギー教育

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.69━━━━
    @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
           2010年12月17日号
   ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣ 秋庭委員からひとこと 「生きる力」を育むエネルギー教育
┣ 定例会議情報 九州電力株式会社玄海原子力発電所の原子炉の設置変更
┃        (1号、2号、3号及び4号原子炉施設の変更)について
┃        (諮問)
┃        柏崎刈羽原子力発電所の復旧状況について
┃        J-PARCの現状について 等
┣ 部会情報等  新大綱策定会議(第1回)の開催について
┣ 事務局だより 「王将」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●2010年の最終号となります。1年間ご愛読いただきありがとうございました
。よいお年をお迎えください。
●メールマガジンや、原子力委員会の活動に関するご意見・ご感想等を、
https://form.cao.go.jp/aec-melmaga/opinion-0002.htmlまで、ぜひお寄せく
ださい。

━・・・━ 委員からひとこと ━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━

「生きる力」を育むエネルギー教育 秋庭悦子

 原子力委員に就任する以前、消費者同士でエネルギー問題を語り合う会を全
国各地で何度も開催してきた。開催場所は電気の生産地、消費地など様々であ
り、話し合うテーマも様々であったが、いつでもどこでも必ず出される意見は
「子供の時からのエネルギー教育の必要性」であった。エネルギー問題、特に
原子力発電について考えるためには、世界や日本のエネルギー事情、地球温暖
化問題、そして放射線の基礎知識などについて、学校教育にしっかり取り入れ
、子供たちが将来、エネルギーを選択するための土台を築くことが重要ではな
いだろうか。当たり前のことのような気がするが、なかなか困難な課題である
。
 多くの関係者の長年の努力で、新学習指導要領において、ようやくエネルギ
ー環境教育に関する扱いが拡充した。2011年度から全面実施される小学校では
電気に関する学習が体系化され、2012年度から全面実施される中学校では約30
年ぶりに放射線の学習が明記された。しかし、現場の先生方からはどのような
教材を使用して、どのようなプログラムで教えればよいのか戸惑いもあると聞
く。特に中学理科での放射線教育は教えたことがある先生はほとんどいない上
に、授業すら受けたことがないという状況である。
 そこで、文部科学省と経済産業省で副読本を作成したところ、先生方に大変
評判がよいと聞いたが、残念ながら予算の都合上、各学校に一冊程度の配布と
のこと。ホームページ上のPDFをダウンロードして、コピーを生徒たちに配布
することになっているそうだが、忙しい先生にとって、コピーする手間も費用
も負担である。なんとか全国の子供たちに一人一冊配布できるようになってほ
しいものである。
 以前にエネルギー教育に熱心な先生たちのモデル授業のコンテストに出席す
る機会をいただいたが、熱気にあふれていて圧倒された。どの先生も子供たち
に関心を持たせるために、話し方などの表現方法や映像の利用や実験などの工
夫、あるいは子供自身に調べて考えさせるための教材の工夫など、なるほどと
感心するばかりであった。この手法は大人のエネルギー教育にも十分使えると
思ったほどである。しかし、熱心な先生がいる学級や学年、あるいはその学校
だけにとどまっているのが現状である。
 最近、どの学校でも、どの先生でも同じようにエネルギー教育ができるよう
にするためのパッケージプログラムを開発している北海道の先生たちの報告会
に出席させていただいた。教科と総合学習の時間との連動、理科と社会、道徳
、家庭科など教科間の連携など、先生たちの試行錯誤の結果と実感を大切にし
ていることが特色である。例えば、放射線については理科の中で「身体の仕組
みと発達」という単元の中でエックス線写真を使って放射線の性質について把
握し、さらに総合学習の時間に放射線技師など専門家の話を聞くなど組み合わ
せの工夫を提案している。そして、これらのパッケージプログラムは経済産業
局の協力でCDにして、北海道内の学校に配布されていると伺い、見事な連携に
感服した。このパッケージプログラムが全国に広がることを願っている。
 今年の夏に、スウェーデン、フランス、日本のエネルギー教育の小・中学校
の先生方がパネリストとして登壇する日欧エネルギー教育シンポジウムに参加
したが、各国の授業の様子も映像で紹介され、大変興味深い内容であった。共
通して言えることは、エネルギー問題を知識として教えるのではなく、子供た
ちがエネルギーというテーマを通して「調べる」「考える」「議論する」「判
断する」という問題解決能力を身につける授業としていることであった。まさ
にエネルギー教育は、現在、学校教育で求めている「生きる力」を育む教育と
いえるのではないだろうか。新学習指導要領で学習した子供たちが大人になる
頃に期待したい。

●次号は原子力委員会委員からの新年挨拶の予定です!

━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
●12月7日(火)第62 回定例会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホ
ームページに掲載される議事録をご覧下さい。

・九州電力株式会社玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3号
及び4号原子炉施設の変更)について(諮問)(原子力安全・保安院)
<主なやりとり等>
 原子力安全・保安院より、九州電力株式会社玄海原子力発電所1〜4号炉の
原子炉設置変更について諮問がありました。今回の変更は、使用済燃料貯蔵設
備の貯蔵裕度を確保するために使用済燃料貯蔵設備の貯蔵能力の増強や設備の
共用化を行うことなどです。
 委員からは、貯蔵能力を変更することでどの程度貯蔵期間を延長できるのか
などについて質問がありました。

・柏崎刈羽原子力発電所の復旧状況について(東京電力株式会社)
<主なやりとり等>
 東京電力株式会社より、柏崎刈羽原子力発電所の新潟県中越沖地震による被
害からの復旧状況について報告がありました。
 内容は、設備の健全性確認や復旧作業、耐震強化工事等を進め、1号機、6
号機及び7号機については運転を再開し、5号機についてはプラント全体の機
能試験のため起動し、2〜4号機は耐震強化工事等を進めているということで
した。
 委員からは、地震に対する発電所設備の安全確保の考え方を住民等にどのよ
うに伝えるかという地域社会とのリスクコミュニケーションについてもう少し
工夫すべきではないかなどの意見がありました。


●12月14日(火)第63 回定例会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホ
ームページに掲載される議事録をご覧下さい。

・J-PARCの現状について(日本原子力研究開発機構)
<主なやりとり等>
 日本原子力研究開発機構より、J-PARCにおける実験施設の利用状況や最近の
成果等について説明がありました。
 内容は、最近は外国人研究者や産業界の利用が増加しており、今後、国際社
会や産業界に向けて更に積極的な情報発信を行っていくということでした。
 委員からは、J-PARCを国際的な研究拠点とするために直面している課題は何
か、施設のみならず研究内容等についても一般の方に理解してもらうためにど
のようなことを行っているかなどの質問がありました。

・東北電力株式会社東通原子力発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更
)について(諮問)(原子力安全・保安院)
<主なやりとり等>
 原子力安全・保安院より、東北電力株式会社東通原子力発電所の原子炉設置
変更について諮問がありました。
 今回の変更は、固体廃棄物貯蔵設備の貯蔵能力を増強するため、固体廃棄物
貯蔵所を増設するというものです。

・東京電力株式会社東通原子力発電所の原子炉の設置について(答申)
<主なやりとり等>
 平成22年4月12日付けで経済産業大臣より諮問のあった東京電力株式会社東
通原子力発電所に新たに原子炉施設を設置する申請の件について、同申請が平
和利用、計画的遂行及び経理的基礎の観点から、核原料物質、核燃料物質及び
原子炉の規制に関する法律に規定する許可の基準に適合しているという経済産
業大臣の判断は妥当と認める答申を決定しました。

・九州電力株式会社川内原子力発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子
炉施設の変更)について(答申)
<主なやりとり等>
 平成22年8月23日付けで経済産業大臣より諮問のあった九州電力株式会社川
内原子力発電所2号炉の蒸気発生器の取り替えや、1号及び2号炉共用の固体
廃棄物貯蔵庫の拡張などを行う変更申請の件について、同申請が平和利用、計
画的遂行及び経理的基礎の観点から、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規
制に関する法律に規定する許可の基準に適合しているという経済産業大臣の判
断は妥当と認める答申を決定しました。


※資料等は以下のURLでご覧いただけます。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/index.htm

●次回は12月21日(火)に開催します。議題は以下のとおりです。
・六ヶ所再処理工場の現状について(日本原燃株式会社)
・高速増殖原型炉もんじゅ炉内中継装置の復旧作業と性能試験工程について(
日本原子力研究開発機構)
・独立行政法人日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター廃棄物管理事業
の変更の許可について(答申)
・その他

●定例会議を傍聴にいらっしゃいませんか。定例会議は通常毎週火曜午前、霞
ヶ関の合同庁舎4号館で開催しており、どなたでも傍聴できます。開催案内や
配布資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけます。


━・・・━━ 部会情報等 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━

●原子力委員会には調査審議組織として専門部会や懇談会等が設置されていま
す。これらの部会や懇談会等は原則として公開しており、どなたでも傍聴でき
ます。開催案内や配布資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけ
ます。

●12月21日(火)に新大綱策定会議(第1回)を開催します。
開催日時:平成22年12月21日(火) 9時00分〜12時00分
開催場所:大手町サンケイプラザ ホール
     (東京都千代田区大手町1−7−2)
議題:・新大綱策定会議の運営について
   ・新大綱策定会議において議論すべき点について
   ・その他

※開催案内は以下のページでご覧いただけます。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/sakutei/yotei/yotei1/yotei1.htm


+-+-+-+-+-+-+ 事務局だより +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

「王将」

 皆さんは「餃子の王将」を御存じだろうか。破格の安さと店舗ごとの個性が
評判の中華料理のフランチャイズ・チェーンである。デパートの地下食品売り
場やコンビニエンス・ストアの中食市場の伸長に押されて軒並み減収減益が続
くファミレス業界にあって一人勝ちの成長を続けていることから、昨今、経済
誌等でも頻繁に取り上げられているチェーンである。
 小職もこれらの記事で「王将」チェーンの評判を知り、一度行ってみようと
家族と話していたが、機会に恵まれず行きそびれ、「王将」餃子を食した経験
は残念ながら無かった(街角で「王将」の看板を見かけていたので存在は認識
していたが、入店したことはなかったので価格やメニューは知らなかった)。
もちろん、「王将」を避けていた訳ではない、これまでの通勤・通学圏内にた
またま「王将」が出店していなかっただけのことである。ちなみに小職が最も
食してきた牛丼は「牛丼太郎」という関東南部限定のマイナー・チェーンであ
るが、通学経路にありとにかく安かったことが愛用した理由であり、学生の身
にとっては当然のことであった。
 しかしである、事務局同僚諸氏と居酒屋「やるき茶屋」で懇親を深めた際に
、小職が「王将」に行ったことが無いことが同僚諸氏に驚愕をもたらした上、
小職が「変わった人」(又は「ぼんぼん」)として評判になったことは、正直
想定外の事象であった(確かに、その場に居合わせた十数名は性別・年代を問
わず全員が何度も「王将」の餃子を食した経験があった。翌日、他の同僚諸氏
に尋ねた結果も同様であった)。そしてしばらくの間、小職は「王将」を知ら
ない変わった人として同僚諸氏に遇されることとなったのである(けっこう悔
しいものである)。
 テーマが「王将」なのでしょせん笑い話であるが、人が自身の経験や生活習
慣と異なるものに接した際、時によって、事前には想定し難いほどの強い反応
が引き起こされることを目の当たりにした次第である。原子力も目に見えない
放射線を取り扱っており難解な内容も多いことから、人に異質なものと受け止
められ不安に感じられてしまうことが多い。原子力利用の拡大のためには、ま
ず放射線に対する人々の理解力を高める取り組みが重要であると、改めて感じ
た出来事であった。
 7月末に着任して早くも5ヶ月が過ぎようとしている。来年は卯年、原子力
が大きく飛び跳ねることができるよう、仕事に励んでいきたい。

(吉野)

●次号配信は、平成23年1月14日(金)午後の予定です。

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発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
○ご意見、ご感想、ご質問などはこちらへ 
 https://form.cao.go.jp/aec-melmaga/opinion-0002.html
○配信希望、アドレス変更、配信停止などはこちらへ
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/melmaga/index.htm
○原子力委員会ホームページ  http://www.aec.go.jp/
○このメールアドレスは発信専用のため、ご返信いただけません。
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