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メールマガジン
第53号 原子力委員会メールマガジン オバマ、もうひとつの革命:開かれた政府へ

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    @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
           2010年 4月23日号
   ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣ 鈴木委員長代理からひとこと
┃   「オバマ、もうひとつの革命:開かれた政府へ」
┣ 定例会議情報 原子炉等規制法に規定する許可申請(諮問2件、答申3件)
┃        エネルギー基本計画の見直しについて
┃        成長に向けての原子力戦略に係る有識者との意見交換 等
┣ 部会情報等  
┣ 事務局だより ガーナ便り?
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●メールマガジンや、原子力委員会の活動に関するご意見・ご感想等を、
https://form.cao.go.jp/aec-melmaga/opinion-0002.htmlまで、ぜひお寄せく
ださい。

━・・・━ 委員からひとこと ━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
「オバマ、もうひとつの革命:開かれた政府へ」  鈴木達治郎

 核のない世界やグリーン・ニューディールほど注目を浴びてはいないが、オ
バマ政権でもうひとつの重要な革命が静かに進んでいる。それは「オープン・
ガバメント・イニシャティブ」(OGI)である。
 オバマ大統領は、就任1日目の2009年1月21日に「透明性と開かれた政府につ
いてのメモ」を発表し、2009年12月8日には「オープン・ガバメントに関する
行政指令」を発表した。ここには、「透明性(transparency)」「参加
(participation)」「協働(collaboration)」を3原則として、各省庁に対し、
開かれた政府をめざす具体案を構築することを義務付けた。はたしてこのイニ
シャティブはどのような特徴と効果を狙っているのだろうか。
 第1の特徴は、IT技術を駆使した情報公開の徹底である。情報公開法の請求
を待つのではなく、政府が積極的に政策に関与するデータをオンラインで公開
するという方針である。データ専用のData.gov. というサイトを新たに立ち上
げ、原則公開のもとで、これまで以上に情報公開をすすめるよう各省庁に要請
している。
 第2は、公開されるデータ、特に予算データの質の向上である。政府活動の
説明責任と透明性を高めるには、予算データの更なる公開が必要とされる。た
だデータが公開されても、ユーザーにとって使いやすくまた、価値あるもので
なければ意味がない。そこで、予算管理局(OMB)がガイドラインを発表し、
予算の透明性を高める計画を明らかにすることが明記されている。
 第3が、「開かれた政府文化」の醸成である。具体策として、市民からの意見
をどう政策決定に生かしていくか。この点で「前例のないほどのオープンさと
説明責任を果たす」としている。ここが「協働(collaboration)」の具体化に
つながる重要な部分とされている。しかし、市民からの意見やコメントを政策
決定にどのように反映させていくかのプロセスはまだ全容が見えていない。
各省庁はそれぞれの政策立案過程で、改めて工夫をしていくことが求められて
いるようだ。
 このような、新しいイニシャティブは専門家にどう評価されているのだろう
か。情報技術専門家のKahin、科学技術政策の権威であるHill両氏の最近の論
文によると、「もしこの情報公開と市民協働が成功すれば、政策決定のための
情報収集、分析、そして意思決定の質の向上に大きく貢献する可能性を秘めて
いる」という。確かに、様々なデータやそれに基づく分析の拡充は、質の高い
社会意思決定にも極めて有効と考えられる。わが国の温暖化対策をめぐる議論
を見ていても、政策決定に重要な情報やデータが共有されていないため、議論
のすれ違いが起きることになる。広くステークホルダーが共有できるデータベ
ースの拡充は政策決定のスピードと質を向上させると期待されている。
 最後に、このようなイニシャティブの究極的な目的・成果について、ホワイ
トハウス科学技術政策局(OSTP)のホールドレン局長の言葉を引用して、我が
国にとっての示唆としたい。
 「OGI自体は目標ではなく、政府の機能にイノベーションをもたらす手段で
ある。OGIは政策の説明責任を高め、より効率的で効果の高いサービスを提供
することができ、協働作業を通じてよりよい解決策を生み出すこともできる。
私たちが直面している問題に対し、開かれた政府は、最善の科学的・専門的知
見をより有効に活用することができるからだ」("Open Government Plan", 
OSTP, April 7, 2010)
社会政治環境が異なるとはいえ、日本の政策議論、社会意思決定のスピード、
質、説明責任の向上を図る上で、このような「開かれた政府」の試みは、参考
になると思われる。

参考ウェブサイト:
 米ホワイトハウス:http://www.whitehouse.gov/open
 http://www.whitehouse.gov/blog/2010/04/07/open-change 
 エネルギー省のサイト:http://www.energy.gov/open/ 
 http://en.openei.org/wiki/Main_Page 
 Kahin/Hill氏の論文:http://www.issues.org/26.3/kahin.html 
 ホワイトハウス科学技術政策局のOGI:
 http://www.whitehouse.gov/sites/default/files/microsites/ostp/100407-ostp-opengov-plan.pdf  

●次号は秋庭委員からのひとことの予定です!


━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
●4月13日(火)第22回定例会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホー
ムページに掲載される議事録をご覧下さい。

・東京電力株式会社東通原子力発電所の原子炉の設置について(諮問)(原子
力安全・保安院)
<主なやりとり等>
 原子力安全・保安院より、東通原子力発電所の原子炉施設の設置を内容とす
る設置許可申請について説明があり、当委員会に諮問されました。

・東京電力株式会社福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更(6号原子炉施
設の変更)について(諮問)(原子力安全・保安院)
<主なやりとり等>
 原子力安全・保安院より、福島第一原子力発電所6号炉に主蒸気隔離弁漏え
い抑制系止め弁の機能を廃止すること及び可燃性ガス濃度制御系再結合装置の
容量を変更する内容の設置変更許可申請について説明があり、当委員会に諮問
されました。

・エネルギー基本計画の見直しについて(資源エネルギー庁)
<主なやりとり等>
 資源エネルギー庁より、現在検討を進めているエネルギー基本計画の見直し
の内容について説明がありました。
 委員より、自主エネルギー比率の目標の考え方に関する質問や、エネルギー
セキュリティの考え方、長期的な研究開発の重要性などについてコメントがあ
りました。


●4月20日(火)第23回定例会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホー
ムページに掲載される議事録をご覧下さい。

・意識調査にみる原子力発電に対する意識の変化について(エネルギー総合工
学研究所)
<主なやりとり等>
 エネルギー総合工学研究所の下岡主管研究員より、同所が平成21年10月〜11
月に首都圏を対象として行ったエネルギーに関するアンケート調査の結果及び
内閣の行った世論調査との比較について説明がありました。説明では、首都圏
では原子力発電の利用に関する調査結果で廃止意見が増えたことは、新エネル
ギーの利用により地球温暖化問題の解決は可能であろうなどの将来のエネルギ
ー問題を楽観視するような意識変化によるとの推定理由が述べられました。
 委員より、温室効果ガス削減についての原子力の役割の認知がまだ低いこと
が問題である、電源のコストなどのデータを示していく必要がある、海外の意
識調査結果では原子力推進に傾いてきているなどの意見がありました。

・成長に向けての原子力戦略の策定に係る有識者との意見交換
<主なやりとり等>
 原子力施設の立地と地域振興について(株)開発計画研究所の石井所長より
ご説明いただくとともに、意見交換を行いました。
 意見交換では、立地自治体のみでなく周辺地域も含めた地域の成長のあり方
や国の関与の方法、自治体が地元の成長計画を自主的に考えられる仕組みなど
について議論がありました。

・日本原燃株式会社再処理事業所における核燃料物質の加工の事業の許可につ
いて(答申)
<主なやりとり等>
 平成19年の第23回定例会議において経済産業大臣より諮問のあった日本原燃
(株)が軽水炉用MOX燃料を製造するため、六ヶ所事業所内にMOX燃料加工施設を
新設することを内容とする核燃料物質の加工の事業の許可申請について、同申
請が加工の能力等の基準に適合しているという経済産業大臣の判断は妥当、と
する答申が決定されました。

・リサイクル燃料貯蔵株式会社リサイクル燃料備蓄センターにおける使用済燃
料の貯蔵の事業の許可について(答申)
<主なやりとり等>
 昨年の第48回定例会議において経済産業大臣より諮問のあったリサイクル燃
料貯蔵(株)が青森県むつ市にリサイクル燃料備蓄センターを設け、使用済燃料
貯蔵施設を新設することを内容とする事業の許可申請について、同申請が平和
利用等の基準に適合しているという経済産業大臣の判断は妥当、とする答申が
決定されました。

・四国電力株式会社伊方発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び3号原子
炉施設の変更)について(答申)
<主なやりとり等>
 今年の第8回定例会議において経済産業大臣より諮問のあった四国電力(株) 
伊方発電所の蒸気発生器保管庫を1号、2号及び3号炉の共用とし、3号炉よ
り取り外した蒸気発生器を保管する内容の設置変更許申請について、同申請が
平和利用等の基準に適合しているという経済産業大臣の判断は妥当、とする答
申が決定されました。

・原子力政策大綱に示している放射線利用に関する取組の基本的考え方に関す
る評価について(案)に対する意見募集について
<主なやりとり等>
 事務局より、原子力政策大綱に示している放射線利用に関する政策の評価結
果をまとめた報告書案の説明と、報告書案について国民の皆様の意見募集を行
なうことの説明がありました。
 委員より、関係行政機関等に報告書案での提言をより理解してもらうために
結論部分に第4章の放射線利用を進める上での課題等、解決に向けた方策等の要
点をまとめるべきであるとの意見があり、本意見を踏まえて報告書を修正し、
次回以降の委員会において、修正した報告書案について意見募集を行なうこと
について改めて検討することとしました。

※資料等は以下のURLでご覧いただけます。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/index.htm


●4月23日(金)第24回臨時会議が開催されました。議題は以下のとおりです。
・成長に向けての原子力戦略の策定に係る有識者との意見交換について
・原子力政策大綱に示している放射線利用に関する取組の基本的考え方に関す
 る評価について(案)に対する意見募集について

●次回は4月27日(火)に開催します。議題は以下のとおりです。
・核セキュリティ・サミットの結果報告について(外務省)
・尾本原子力委員会委員の海外出張報告について
・尾本原子力委員会委員の海外出張について

●定例会議を傍聴にいらっしゃいませんか。定例会議は通常毎週火曜午前、霞
ヶ関の合同庁舎4号館で開催しており、どなたでも傍聴できます。開催案内や
配布資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけます。


━・・・━━ 部会情報等 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━

●原子力委員会には調査審議組織として専門部会や懇談会等が設置されていま
す。これらの部会や懇談会等は原則として公開しており、どなたでも傍聴でき
ます。開催案内や配布資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけ
ます。

※現在、開催が予定されている部会はありません。


+-+-+-+-+-+-+ 事務局だより +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ガーナ便り?

 先月から国際関係の業務を担当することとなったのですが、ほぼ時を同じく
して、4月19日から25日まで、ガーナ共和国へ出張することになりました。2日
間の会議なのですが、行きに24時間、帰りに40時間もかかるため、出発〜帰国
まで1週間もかかります。
 対処方針の作成やスケジュール調整等、仕事の準備は着々と進みましたが、
滞在に向けた現地情報の収集はなかなか大変でした。ガーナを旅行する人が少
ないせいか、定番の旅行ガイド本が発行されておらず、図書館で借りたガーナ
の歴史や暮らしについて書かれた本や現地在住の方のブログ、現地の観光業者
のホームページが頼みの綱でした。苦労して情報を集めるにつれてガーナに対
する関心が強くなる一方で、マラリアやデング熱といった病気、盗難やスキミ
ングといった犯罪の不安がかなり大きくなり、そうした不安を必死に打ち消し
ながら、出張に出発する19日の朝を迎えました。
 このメルマガが発行される今日(23日)、今どこにいるかといいますと、実
は・・・日本にいます。ニュースを賑わせていたアイスランドの噴火によりヨー
ロッパでフライト・キャンセルが続発した結果、19日の早朝に、出張の目的だ
った会議がキャンセルとなってしまったのです。というわけで、「ガーナ便り」
は幻のものとなってしまいました。
 それにしても、まさか、ヨーロッパで火山が噴火したニュースを見たときに
は、自分のアフリカ出張が無くなるとは思いもしませんでした・・・。せっかく
ガーナについて調べたので、いつか機会を作って行ってみたいなぁ、と思って
ます。
(平山)

●次号配信は、平成22年5月14日(金)午後の予定です。

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発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
○ご意見、ご感想、ご質問などはこちらへ 
 https://form.cao.go.jp/aec-melmaga/opinion-0002.html
○配信希望、アドレス変更、配信停止などはこちらへ
 https://form.cao.go.jp/aec-melmaga/opinion-0001.html
○原子力委員会ホームページ  http://www.aec.go.jp/
○このメールアドレスは発信専用のため、ご返信いただけません。
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