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日独仏高速炉協定の締結について


(経緯)

 動力炉・核燃料開発事業団(PNC)は、カールスルーエ原子力研究協会/インタアトム(KfK/インタアトム)と高速増殖炉分野における協力協定を昭和46年5月締結し、高速炉に関する基礎的研究開発分野における技術的及び科学的協力を行ってきた。一方、KfK/インタアトムは、昭和52年7月、フランス原子力庁(CEA)と高速増殖炉分野における研究開発協定を締結した。このKfK/インタアトムとCEAの関係から、PNCとKfK/インタアトムの協定にCEAを参加させることになり、昭和53年5月26日付で、高速炉分野における日独仏三者協力協定を締結した。

(日独仏高速炉協定の概要)

協定の名称:液体金属冷却高速増殖炉の分野における技術協力のための協定
協定当事者:動力炉・核燃料開発事業団(PNC)

カールスルーエ原子力研究協会/インタアトム(FBR開発共同体KfK/INTERATOM)

フランス原子力庁(CEA)
協定参加機関:独側 オランダ原子炉センター(ECN)


 オランダ応用科学中央研究所(TNO)


 ベルギー・モル原子力研究センター(CEN)

仏側 イタリア原子力委員会(CNEN)
協力の分野
(日独協定と変らず):
炉物理

ナトリウム技術及び安全性

燃料材料

燃料サイクル

炉概念
協力の方法:情報の交換、専門家会議及び年会の開催、相互訪問
有効期間:協定発効の日より5年

(日独協定は新協定に移行する)

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