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第7回 IAEA国際核融合研究協議会(IFRC)



〔開催日〕昭和51年10月14・15日
〔場所〕西ドイツ、ガルヒン研究所
〔出席者〕10ケ国 1国際機関
(我が国からの出席者:伏見康治(原子力委員会核融合会議委員))
〔会議の概要〕
① 第6回プラズマ物理及び制御核融合研究国際会議

 10月6日~13日にベルヒテスガーデンで開かれた上記国際会議の結果について討議した。隔年開催は頻繁すぎるとの意見があったが、次回はともかく2年後78年8~9月にソ連トビリシで開催することとした。

② 核融合の現状認識についての報告書の作成

 70年に作成した報告書の時より研究が進展してきたため、それを改編することとした。このため今年から来年にかけてIAEA事務局と各国との間で報告書原案の執筆を行ない、来年4月にトリエステでIFRCを開催して報告書を作成することとした。

③ 原子分子データ

 IAEAが計画している国際的な原子分子データサービス事務の確立のため、核データ部門(NDS)で77~78年の当面2ケ年間、サービス業務を試行することを承認した。

④ 専門家会合の開催

 IAEAの主催により次の専門家会合を開催することを決定した。

○77年10月、アメリカ、ウィスコンシン“核融合炉設計”
○77年10月、ソ連、モスクワ“磁場を横切る電子の熱伝導”
○78年、アメリカ、サンフランシスコ“慣性閉込め”
○78年、西ドイツ、ガルヒン“トカマクとステラレータのベータ値の上限及び不安定性”

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