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昭和49年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて

昭和50年2月18日
原子力委員会

 本年度における招へい海外原子力関係者として下記の者を招へいすることとする。

T.Makinodan
米国:国立老人病研究センター細胞比較生理学部部長

(略歴)
1925年
1949年
1954年〜1972年
1966年〜
1972年〜
ハワイ生れ
ウィスコンシン大学卒
オークリッジ国立研究所生物部研究員放射線免疫学リーダー
テネシー大学医生物学大学院教授兼任
国立老人病研究センター細胞比較生理学部部長

(説明)
 Makinodan博士は、抗体産生細胞の動態、造血器移植の免疫学、加令の免疫生物学的研究と免疫学の巾広い分野の第一線で研究を進めている人であり、放射線医学総合研究所の特別研究「低レベル放射線の人体に対する危険度推定に関する調査研究」
において、放射線の晩発障害を定量的に把握するためには、正常生体においての加令についての理解、とくに定量的な理解が必要である。10年来免疫機能の加令を定量的に解析し、単に免疫機能だけでなくもっと広い観点から本格的に加令の生物学の研究を進めている同博士を招へいすることは、本研究推進に大いに貢献するものと思われる。

(日程)
昭和50年3月2日(日)
3月3日(月)
3月4日(火)〜7日(金)
3月8日(土)
3月9日(日)
3月10日(月)
3月11日(火)
3月12日(水)
3月13日(木)〜14日(金)
3月15日(土)
3月16日(日)
3月17日(月)
3月18日(火)
3月19日(水)
来日
原子力委員会表敬
放射線医学総合研究所訪問
放射線医学総合研究所において講演および討論
広島へ
原爆傷害調査委員会において講演および討論
広島大学において講演および討論
京都へ
京都大学において講演および討論
東京へ

東京都立老人病研究所において講演および討論
東京大学において講演および討論
離日

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