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昭和43年度原子力委員会招へい
海外原子力関係者来訪について



 原子力委員会は、昭和43年度海外原子力関係者として、先に、インド原子力委員長サラバイ氏の招へいを予定していたが、同氏の都合により取り止めとし、米国AEC原子炉安全諮問委員会委員(元委員長)、ペンシルバニア州立大学工科大学学長ヌンツィオ・パラデノ氏を招へいした。原子力委員会、原子力局、日本原子力研究所と懇談したほか、原子炉安全学識経験者と会合を持ち、高速炉の安全評価についての基本的な考え方、軽水炉に関する安全評価、設計基準の考え方および運用上の問題点、原子炉安全に関する研究について討議を行った。そのほか、東海原子力センターを視察した。
 なお、同氏は、原子力委員会招へい日程終了後、動力炉・核燃料開発事業団の招へいで、同事業団と会談した後、関西を訪問した。
 全日程は次のとおりである。

    原子力委員会招へい日程
 
昭和44年
3月16日(日) 羽田着
3月17日(月) 午前 原子力委員会と原子力局と会談
午後 山田原子力委員および原子力局原子炉規制課と懇談
3月18日(火) 原研東海研究所訪問、原子炉安全研究に関する専門家と懇談
3月19日(水) 午前 東海原子力センター視察
午後 原子炉安全に関する学識経験者と懇談
   
    動力炉・核燃料開発事業団招へい日程
 
3月20日(木) 動燃団と会談
3月21日(金) 関西行
3月22日(土) 帰国

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