目次 |次頁

長期計画専門部会各分科会の審議状況について


41.10.21

 1 総合分科会
 未だ会合は開かれていないが各分科会の審議の調整をはかるため、11月2日の第1回会合において、総合分科会としての審議事項の審議とくに原子力開発利用長期計画の構成等について審議する予定である。

 2 原子力発電分科会
 第1回会合においては審議方針と審議事項について検討が行なわれ、また、審議の円滑をはかるため、ワーキンググループを設けることを決めた。第2回会合(10月24日)においてはエネルギー調査会、原子力産業会議における原子力発電の経済性、開発規模の見通しに関する報告を中心に審議する予定である。

 3 原子力船分科会
 第1回会合においては審議事項についての検討が行なわれたほか、原子力船の開発審議の円滑をはかるためワーキンググループの発足が承認された。第2回会合(10月26日)においては原子力船の経済性を中心として審議する予定である。

 4 核燃料分科会
 すでに2回の会合を重ね作業スケジュールを決めると共に核燃料に関する審議事項についての検討項目が各委員に分担された。第3回(10月22日)以降、逐次検討項目にしたがって、審議する予定である。

 5 放射線利用分科会
 第1回会合においては現行長期計画の改訂作業資料につき質疑を行ない、各委員の検討分担事項を決定した。第2回会合(10月25日)においては各委員よりの提出資料にもとずいて審議をする予定である。

 6 基礎研究、人材養成分科会
 第1回会合においては審議事項についての検討が行なわれた。なお、各研究機関における連けい、研究のあり方等についての資料が関係委員で検討されることとなった。第2回会合(10月25日)における審議事項を重点的につめ、必要に応じて作業グループを設ける等の点について審議をする予定である。

 7 核融合分科会
 第1回、第2回の会合において核融合は世界的にも研究段階にあって見通しは困難であるので期間を20年と限定せずに将来の方向を審議、検討することとした。なお、審議の円滑を期するため作業班が設けられた。第3回(11月11日)以降においては学術会議の核融合将来計画および作業班の検討結果等を中心に審議をする予定である。

 8 安全対策分科会
 当分科会は原子炉グループと放射線グループの2グループに分かれ、前者は原子炉の安全に関する問題を、後者は廃棄物処理、処分、その他放射線に関する問題を審議することとなり、それぞれ、第1回の会合で審議事項についての検討が行なわれた。

 今後、原子炉グループは各委員の検討項目による研究課題を中心に、放射線グループは事務局の作成による検討原案を中心に検討する予定である。
目次 |次頁