第13回放射線審議会の開催について


 第13回放射線審議会は、昭和38年3月26日(火)、科学技術庁会議室において、木村健二郎会長司会のもとに開催され、下記のとおりそれぞれの議題にそって審議が行なわれた。


1.緊急被ばく特別部会について
 昭和35年2月4日、内閣総理大臣から諮問のあった「一般人の緊急被ばくに関する基本的考え方について」について審議するため、第6回放射線審議会(昭和35年2月5日)において設置された本特別部会は、すでに審議を終了し、第9回放射線審議会(昭和36年7月28日)において該諮問に対する答申を行なったので、答申およびこれに関する資料の別冊を委員に配布し、本特別部会の任務を終了した。

2.医療法施行規則および金属鉱山等保安規則の一部改正のための特別部会経過報告について
 昭和37年8月25日、厚生大臣から「医療法施行規則の一部改正について」および昭和37年9月3日、通商産業大臣から「金属鉱山等保安規則の一部改正について」それぞれ放射線審議会に諮問があり、第12回放射線審議会(昭和37年9月22日)において、これらを審議するため上記特別部会が設置され、同時に部会の答申をもって審議会の答申とすることが決定された。この決定により、昭和37年9月28日および同年10月22日それぞれ厚生大臣および通商産業大臣に対して答申したので、これらの経過が小沢 龍部会長から報告された。

3.電離放射線障害防止規則の改正について
 昭和38年3月26日、労働大臣から「電離放射線障害防止規則改正について」について、放射線審議会に諮問があり、審議の結果、電離放射線障害防止規則改正のための特別部会が設置され、会長から委員6名、専門委員11名、計17名が部会の委員として指名された。
 同時に該特別部会は、近く予定されている人事院規則の一部改正に関しても、諮問あり次第事前調査の形で審議することに決定した。

4.薬局等構造設備規則等の一部改正について
 昭和38年3月23日、厚生大臣から「薬局等構造設備規則等の一部を改正することについて」について放射線審議会に諮問があり、審議の結果、薬局等構造設備規則等の一部改正のための特別部会が設置され、会長から委員4名、専門委員7名計11名が部会の委員として指名された。