IAEAでは「中性子線照射の生物学的影響に関するシンポジウム」および「原子炉制御棒の物理および材質問題に関するシンポジウム」を主催することとなり、わが国からもこれらシンポジウムへの参加および論文の提出を要請してきた。そこで、原子力局は、下記によりシンポジウム参加申込みの受付けおよび論文の募集を行なうこととなった。なお、論文の提出はシンポジウムに出席可能である者のみに許可され、かつシンポジウム参加に要する費用は、参加者の所属機関ないし参加者自身の負担である。 記 (1)「中性子線照射の生物学影響に関するシンポジウム」 (イ)開催地 米国ブルックヘブン国立研究所 (ロ) 会期 昭和38年10月7日〜11日 (ハ) 討議議題 (i)生物における中性子線の吸収線量の推定 (ii)各種の生物学的実験により得られた異なるエネルギの中性子線の生物学的効果比率(RBE) (iii)細胞学および細胞遺伝学的影響 (iv)中性子線照射の病理学 (v)陽子線照射の影響についての関心の増大にかんがみ、陽子線照射に関する実験の論文も検討される。 (ニ) 参加申込みおよび論文の提出 (i)参加申込み (ii)論文アブストラクトの提出 (iii)本論文の提出 (2)原子炉制御棒の物理および材質問題に関するシンポジウム (イ)開催地 オーストリア:ウィーン (ロ)会 期 昭和38年11月11日〜15日 (ハ)討議議題 (i)反応度の制御方法 (ii)制御棒および中性子吸収材として使用される材質 (iii)制御棒の核工学上の基本的特性 (iv)制御棒の設計、製造および使用経験 (v)制御棒設計の理論および実験による照合 (ニ)参加申込みおよび論文の提出 (i)参加申込み (ii)論文アブストラクトの提出 (iii)本論文の提出
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