原子力委員会日誌

第34回

〔日時〕昭和37年10月3日(水)14.00〜15.10

〔配布資料〕

(1)原子力事業従業員災害補償専門部会の設置について(案)
(1)−2 原子力事業従業員災害補償問題報告
(1)−3 付帯決議
(2)昭和37年上期末核燃料物質等保有量一覧

〔審議決定および報告事項〕

(1)原子力事業従業員災害補償専門部会の設置について
 事務局から「原子力事業従業員災害補償専門部会の設置について」(案)資料(1)、「原子力事業従業員災害補償問題報告」資料(1)−2および「付帯決議」資料(1)−3の説明があり、資料(1)を決定した。

(2)ベネディクト氏招へいの取り止めについて
 事務局から、ベネディクト氏の招へいについて、その後の事情変更の説明があり、同氏の委員会招へいを取り止めることが了承された。

(3)報告事項
 事務局から核燃料物質等保有量について報告があった。

第35回

〔日時〕昭和37年10月10日(水)14.00〜17.30

〔配布資料〕

(1)駒形原子力委員の旅行計画表
(2)日加協定に基づく保障措置のIAEA移管協定について
(2)−2 日米移管協定の交渉に際しての基本的態度
(2)−3 日米協定の保障措置移管協定米案に対する修正意見
(2)−4 日加原子力協定に基づく保障措置のIAEA移管に関する協定
(2)−5 同上英文
(2)−6 日米原子力協定に基づく保障措置のIAEA移管に関する協定
(2)−7 同上英
(3)環境および食品等の放射能汚染について

〔審議決定および報告事項〕

(1)日米、日加両協定に基づく保障措置をIAEAに移管するための協定について
 事務局から「日加協定に基づく保障措置のIAEA移管協定について」資料(2)、「日米移管協定の交渉に際しての基本的態度」資料(2)−2および「日米協定の保障措置移管協定米案に対する修正意見」資料(2)−3について、それぞれ説明があり、大綱について了承された。

(2)報告事項
 駒形原子力委員から海外出張について説明があり了承された。また、事務局から、(イ)放射性降下物および食品中の放射能、(ロ)JRR−2の出力上昇試験について、それぞれ報告があった。

第36回

〔日時〕昭和37年10月17日(水)14.20〜17.00

〔配布資料〕

(1)原子炉安全専門審査会委員および原子炉安全基準

 専門部会専門委員の解任、任命について

〔審議決定および報告事項〕

(1)原子炉安全専門審査会委員および原子炉安全基準専門部会専門委員の変更について
 事務局から「原子炉安全専門審査会委員および原子炉安全基準専門部会専門委員の解任、任命について」資料(1)の説明があり、決定した。

(2)報告事項
 原子力局長から、IAEA第6回総会について報告があった。

第37回

〔日時〕昭和37年10月24日(水)14.00〜17.00

〔配布資料〕

(1)石川原子力委員の海外出張について
(2)原研給与問題について
(2)−2 国産ウラン鉱の開発について
(2)−3 原子力関係科学技術者等の養成訓練状況
(3)ヒントン卿の招へいについて
(4)食品中に含まれる放射性ヨウ素に関する知識の普及について(要旨)(案)
(4)−2 食品中に含まれる放射性ヨウ素の最近の状況について

〔審議決定および報告事項〕

(1)原研給与のあり方ウラン鉱開発方針および人材養成について
 10月10日の衆議院科学技術振興対策特別委員会において質問があった標記事項のうち、事務局から、「原研給与問題について」資料(2)の説明があり、審議したが、結論をみるに至らず、ウラン鉱開発方針および人材養成とともに、さらに検討を続けることとなった。

(2)報告事項
 石川原子力委員から海外出張について説明があり了承された。また事務局から、(イ)ヒントン卿招へいの日程について、(ロ)食品中に含まれる放射性ヨウ素の最近の状況について、それぞれ報告があった。