昭和35年度IAEA海外研修生の受入れ

IAEAから13名の受入希望

 昭和35年度のIAEAのフェローシップ計画に基づく海外研修生の受入れについては、Type II研修生(加盟国提供のフェローシップ)として20〜30名の6〜12ヵ月分の受入れに要する経費が外務省経済援助技術協力費によって確保されており、かねてからこれの受入れについて外務省と協議を進め、IAEAあてフェローシップ提供の申入れを行なっていた。

 これに対してIAEAから合計13名の研修候補者の受入希望があり、原子力局において候補者の研修希望に基づいてそれぞれ適当と思われる研究機関に受入れの可否について照会を行なっていたが、今般全員決定をみた。

 研修生は、きたる2月20日から3月25日まで5週間にわたってまずアイソトープ研修所における基礎研修に参加ののちそれぞれの研究機関において21週以上47週以内の専門研修を行なうことになっている。受入研修者および受入研究機関は次表のとおりである。研修生の内訳は、台湾7名、タイ2名、フィリピン1名、イラク1名、アラブ連合1名、チェコ1名となっている。

昭和35年度IAEAアイソトープ研修生および受入研究機開