原子力委員会専門部会の審議状況 動力炉調査専門部会 第15回(5月31日(火)13.30〜17.00) 〔配布資料〕 〔議事概要〕 検討の結果第2次報告書に盛り込むべき問題点が明らかになり、これにそって作業班で次回までに報告書1次案をいかに修正するかについて検討することとなった。
2.核燃料経済専門部会第2次中間報告書について 第16回(6月27日(月)13,30〜17.00) 〔配布資料〕 〔議事概要〕 その結果、SGRについては第1次案に補足説明を多少加えること、FBRについては1次案をまとめて7章2万字程度にすること、TBRについては技術的問題に重点を置き、経済性については二義的に記述することとなった。これに従って次回までに第2次案を作成することとなった。
2.半均質ビスマス冷却炉について 1炉型式をわが国で開発することは原子力技術の進歩に大いに貢献するが、必要な経費も莫大なことであり、研究開発を効果的に行なうためOEECのDragon計画から情報が得られるようにする必要があるであろうとの意見がだされた。 原子炉安全審査専門部会 第26回(5月31日(火)13.30〜15.30) 〔配布資料〕 〔議事概要〕 この原子炉は先に国際見本市に出品され、一時的設置として許可されたものである。近大では、この炉を購入して設置すべく、その許可の申請を行なっている。第13小委員会委員は申請書の内容を検討してきたが、5月26日には委員3人が現地調査を行ない、その後、小委員会を開いて安全性につき審議した。まだ最終的結論かとは至っていないが一応中間報告を作成したので、本日提出している。 次いで第13小委員会中間報告の内容その他につき質疑応答が行なわれた。そのおもな内容は次のとおりである。
(1)今日、追加資料が出ているが、それで現在調査中の問題のうちいくつかは片づいている。現地調査の感想では排水条件はあまり良くない。しかしこの程度の原子炉で生産されるRIはμcのオーダーのものが7種ほどであり、特に問題となるRIは出さないので安全上支障ないと思う。またこの炉は0.1Wで将来出力を上げるときは、別途、申請書を出すことになっている。最終報告はだいたいこの中間報告のような内容になるだろう。
(2)この施設では、外部から持ちこんだRIの実験はいっさい行なわないことになっている。本格的なRI施設は別の場所に設けたいとのことであった。放射性廃棄物はだいたいのところ出るものはないが、最悪の場合廃棄物が出て、それを流したとしても、下水が住宅地を通っておらず、問題はない。
(3)原子炉施設は教育用に設けようとするものであるが、学内にはまだ原子力関係の学科は置かれていない。来年ぐらいから発足したいとのことである。専任技術者も有能な人をそろえている。なお将来主任技術者が退職して、後任に適当な者が得られないような場合には、当然炉の運転はできないことになる。 以上の検討の結果、この原子炉の設置の安全性について特に問題となることはないようであるが、現在調査中の項目もあるので、それらの解答をまって次回に小委員会報告を提出することになった。 2.その他 原子炉安全基準専門部会 第14回(5月23日(月)) 〔配布資料〕 〔議事概要〕
2.JRR-2の検査について
3.安全基準部会の今後の方針について
4.その他 |