原子力局
 昭和35年度原子力関係海外留学生が決定した。その内容はIAEAのフェローシップへの推薦決定者として26名(このほかに文部省関係9名)、一般留学生については66名の合格者と6名が補欠である。第6回放射線審議会総会が2月5日開催され、ICRP新勧告につき総理大臣あてに放射線障害防止の基準についてと題し建議書を提出した。また核燃料物質の加工の請負に伴う外国人等の責任の免除等に関する法律および施行令がそれぞれ公布された。

昭和35年度原子力関係海外留学生について

 昭和35年度において原子力科学、技術の習得のため海外に留学する者については昭和34年12月19日付で各方面にその募集を通知することによって、その選考を開始した。

 今回の募集は国際原子力機関のフェローシップと、原則として日本側で経費の全額を負担する留学生(一般留学生)とを同時に行なった。それぞれについて選考した結果、IAEAのフェローシップについては26名の推薦決定者(このほかに文部省関係の9名があり、合計35名)を、一般留学生については66名の合格者と6名の補欠が決まった。その内訳は下表のとおりである。

  1.IAEA


  2.一般留学生