放射線化学懇談会について
放射線化学は将来化学工業等に大きい影響を与えるものであって原子力発電や原子力船とならんで原子力開発の主要な部門の一つであり、かつ最近欧米諸国においては放射線化学の基礎および応用研究の進展につれ相当の特許も公表され、工業化の研究も行なわれようとしている。また一方ケミカルパイルや高性能粒子加速装置の開発の問題が新たに検討されている。 したがってわが国としても放射線化学の研究の進め方および関係研究機関の協力のあり方等について調査検討し、放射線化学の研究開発を振興することが必要であると思われる。 よって原子力委員会では9月30日開催の第38回定例会議において下記のとおりすみやかに懇談会を設けることに決定し、放射線化学の研究開発上の問題点について調査検討することとなった。 記 1.設置の理由 放射線化学に関する研究開発の促進を図るため 2.審議事項 放射線化学に関する研究開発上の問題点の調査検討 3.部会構成員
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