原子力委員会専門部会の審議状況
第10回(6月18日(木)10.00〜15.00) 議事概要 原子力賠償責任保険約款審議の要約について事務局幹事から前回審議の修正点および英国側の盛り込んだ修正点の説明ののち審議を行った。また当専門部会の今後の審議事項について討議を行い、最後にIAEA専門家会議の報告があった。 原子力関係科学技術者養成訓練専門部会 第3回(7月10日(金)13.30〜16.50) 議事概要 下記事項について事務局から説明があり、審議を行った。 (1)連合王国における原子炉関連技術および放射性同位元素取扱い技術の教育と訓練 (2)サクレー原子力中央研究所における科学者、技術者の養成 (3)サクレー原子力中央研究所における国立原子力科学技術研修所の科学者、技術者の養成 (4)原子力計画の開発に取りかかった国の工学系学校における原子力要員の訓練について(ブラジル) (5)原子力の医学的利用に関する養成訓練(ブラジル) (6)オランダとノルウェー原子炉学校 (7)イスラエルRohovothのアイソトープ訓練センター 核融合専門部会 第9回(6月22日(月)13.30〜16.50) 配布資料 議事概要 (1)昭和34年度原子力平和利用研究委託費の申請状況について(核融合のみ) 事務局から申請書の内容を簡単に説明した。現在は各申請について内容を聴取している段階であり、結果を整理して次回で報告することになった。 (2)核融合研究委員会第2次中間報告について山本および森委員から資料につき説明があり、結論としてはステラレーターが最も有望と考えられ、 DCXはまず加速器の研究を行わなければならないということであった。また研究体制のあり方について検討した。 放射能調査専門部会 第14回(7月13日(月)14.00から) 議事内容 (1)昭和35年度放射能調査計画について 原子力局から提出された案により議事が進められ次のような意見が出た。
以上の審議に関連しこれまでの成果について知られていないという意見が出た。これに対し34年10月に報告会を開き討論が行われる予定であることが説明された。 (2)国連科学委員会への出席について 第13回部会において次回会議出席者を早く決定されることが望まれたが,これに関連して鈴木アイソトープ課長から外務省においては代表以外2名の予算がある旨報告された。 なお、都築委員から国連科学委員会から都築委員あてに各国に対する資料送付依頼の写が来たこと(外務省には未着)、また西ドイツの原子力省からランゲンドルフ、メルヒングが34年10月初め1ヵ月の予定で米国に出張するが、日本にも帰途寄りたいので招待状を出してくれると都合が良いという手紙が来たことが報告された。 |