昭和33年度におけるアイソトープ研修計画

33.1.30
原子力局アイソトープ課

1 国内研修計画

(1)研修人員 1コース33名 年7〜8コース 計約250名
(2)研修期間 1コース 4週間
(3)研修の場所 日本原子力研究所アイソトープ研修所

2 海外研修計画

A.ユネスコの依頼による東南アジアの研修生の研修

(1)研修人員 25名
(2)研修の期間 約1ヵ月(33年度下半期)
(3)研修の場所 日本原子力研究所アイソトープ研修所
(4)その他 ユネスコよりの予算23,000ドル

B.コロンボ計画、IAEAおよびICAのフェローシップによる海外研修生の研修

(1)研修人員 25〜33名
(2)研修期間 約6ヵ月
(3)研修の場所 1ヵ月 日本原子力研究所アイソトープ研修所
        4.5ヵ月 各国立研究機関アイソトープ実験室
        0.5ヵ月 視察旅行等


ユネスコの依頼によるラジオアイソトープ研修会実施計画概要(案)

1.期日 昭和33年8月25日〜9月20日(予定)

2.場所 日本原子力研究所アイソトープ研修所

3.研修参加者 インド、アフガニスタン、ビルマ、カンボジア、セイロン、中国、インドネシア、
           韓国、ラオスの各国から2名ずつ
           ネパール、パキスタン、フィリッピン、タイ、ヴェトナム、マラヤ
           の各国から1名ずつ
           シンガポールおよびホンコンのいずれかから1名 計25名

4.研修の内容 アイソトープの取扱に関する受講および実験

5.予算

(1)ユネスコ負担の予算

研修生旅費および滞在費(日当1日7ドル以上) 17,350ドル

     講師謝金(外人講師2名;4,000ドル)  4,700ドル
     消耗品費                 600ドル
      教材費                 150ドル
   通信連絡費                 200ドル
      計                 23,000ドル

(2)日本側の負担

(イ)研修所の施設および器材等の提供
(ロ)宿舎、その他のあっせん(社団法人アジア協会に依頼する予定)

6.その他

(1)研條終了後希望者のみ約1週間のアイソトープ関係研究機関、工場の見学を行う。
(2)研修会開催中は、ユネスコの東南アジア技術援助事務局長マチソン氏が、ユネスコの事務費で在日する。
(3)本計画の実施に関し、ユネスコおよび日本原子力研究所との間に正式契約が結ばれる予定である。