アジア原子力協力フォーラム(FNCA)2024 スタディ・パネル(SP2024)開催
令和6年3月11日
原子力政策担当室
2024年3月11日、三田共用会議所において、アジア原子力協力フォーラム(FNCA)スタディ・パネルが開催されました。オーストラリア、バングラデシュ、中国、インドネシア、カザフスタン、韓国、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナム、日本の加盟国全12カ国とオブザーバー国のシンガポールが参加しました。
今年のテーマは、医療分野での関心が高く、実用的にも重要な「医療用放射性同位元素の製造と需要」で、加盟国が意見・情報交換を行いました。
基調講演として、量子科学技術研究開発機構(QST)の東達也部長より、2022年に原子力委員会が策定した医療用放射性同位元素の製造・利用推進に関するアクションプランの実施状況について、国際原子力機関(IAEA)のメリッサ・デネケ部長より、医療用放射性同位元素と放射性医薬品の製造・利用に関する世界の動向及びIAEAで進めている活動について、紹介がありました。
また、ケース・スタディーでは、加盟国6カ国から、医療用放射性同位元素の製造・利用経験・需要などについて報告があり、情報交換と活発な質疑応答が行われました。

アジア原子力協力フォーラム(FNCA)2024スタディ・パネル(SP2024)加盟国代表の皆さん

2024スタディ・パネル(SP2024)会合の様子

原子力委員会・上坂委員長(左)と岡田委員(右)

原子力委員会、左から直井委員(会議議長)、上坂委員長及び岡田委員

QST・東部長

IAEA・デネケ部長