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委員会の動き

定例及び臨時会議


第18回(臨時)

〔日時〕1994年6月3日(金)10:30〜

〔議題〕
(1)林委員の海外出張について
(2)原子力委員会専門委員の変更について

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第17回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。

(2)林委員の海外出張について
 林委員が1994年6月11日(土)から6月25日(土)までの15日間、高レベル事業推進準備会の紹介、同準備会の事業に対する協力の要請並びに高レベル放射性廃棄物の処分対策にかかわる海外の関連機関の実情調査及び施設の視察のため、米国及びカナダヘ海外出張する旨説明がなされ、了承された。

(3)原子力委員会専門委員の変更について
 標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ、了承された。(資料1)

第19回(臨時)

〔日時〕1994年6月10日(金)10:30〜

〔議題〕
(1)中国電力株式会社島根原子力発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(答申)

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第18回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。

(2)中国電力株式会社島根原子力発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(答申)
 平成6年4月21日付け6資庁第1237号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め、通商産業大臣あて答申することとした。(資料2)
注)本件は、1号炉及び2号炉共用のランドリ・ドレン系に新たに蒸発濃縮処理方式を追加採用するものである。

第20回(定例)

〔日時〕1994年6月14日(火)10:30〜

〔議題〕
(1)原子力開発利用長期計画の重要課題について

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第19回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。

(2)原子力開発利用長期計画の重要課題について
 標記の件について、事務局から第一〜第四分科会における検討結果、長期計画専門部会における新長期計画案の審議状況等について説明があり、
  • 長期計画策定後は、その計画を着実に実現していくことが重要であり、早急に対応を図るべき課題の整理や原子力委員会としての体制の検討などを行うことが必要である。
  • 新長期計画の内容ができるだけ多くの人に理解してもらえるよう、広報についても十分工夫すること。
  • 今回の長期計画については、海外の人々の理解を促すことが重要であり、海外への広報についても、十分考慮すること。
 等の意見が出され、引き続き検討を続けることとした。

第21回(臨時)

〔日時〕1994年6月17日(金)10:30〜

〔議題〕
(1)田畑委員の海外出張について
(2)原子力開発利用長期計画の重要課題について

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第20回原子力委員会定例会議議事録」が了承された。

(2)田畑委員の海外出張について
 田畑委員が1994年6月25日(土)から7月8日(金)までの14日間、原子力学会第5回科学技術国際会議「原子力と産業」(NP-94)に出席するとともに、講演を行うこと等のため、ロシア、ドイツ及びフランスヘ海外出張する旨説明がなされ、了承された。

(3)原子力開発利用長期計画の重要課題について
 標記の件について、事務局から新長期計画案の審議状況等について説明があり、
  • 今回の長期計画は、海外にその内容を発信することも重要であり、その意味で英訳をした場合どのような言葉になるか考えながら、日本語の文章を書くことが必要である。
  • 難解な用語や、略語などをわかりやすく解説したものがあるとよい。
  • 広く一般国民に頒布する方策を考えておくべきである。
 等の意見が出され、引き続き検討を続けることとした。

第22回(定例)

〔日時〕1994年6月21日(火)10:30〜

〔議題〕
(1)平成7年度原子力関係予算の処理について
(2)原子力開発利用長期計画の重要課題について

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第21回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。

(2)平成7年度原子力関係予算の処理について
 標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ審議した結果、原案の通り決定した。

(3)原子力開発利用長期計画の重要課題について
 標記の件について、事務局から新「原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画」案の審議状況及び今後の手順等について説明があり、専門部会の審議結果を踏まえ、更に審議することとした。

第23回(臨時)

〔日時〕1994年6月24日(金)10:15〜

〔議題〕
(1)原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画について

〔審議事項〕
(1)原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画について
 小林長期計画専門部会長及び秋山長期計画専門部会長代理から、原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画(案)について報告がなされ、審議した結果、原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画について(案)を原案のとおり決定し、内閣総理大臣あて報告することとした。

小林長期計画専門部会長から長期計画(案)を手渡される近江原子力委員会委員長
小林長期計画専門部会長から長期計画(案)を手渡される近江原子力委員会委員長

第24回(臨時)

〔日時〕1994年6月28日(火)15:00〜

〔議題〕
(1)高速増殖炉開発計画専門部会報告書について

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第22回原子力委員会定例会議議事録」及び「第23回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。

(2)高速増殖炉開発計画専門部会報告書について
 標記の件について、村田高速増殖炉開発計画専門部会長及び事務局から資料に基づき、実証炉1号炉の炉型等基本仕様の技術評価を行い妥当との結果を得た点を中心にとりまとめた旨報告がなされ、審議を行ったところ、
  • 実証炉1号炉の基本仕様の評価等検討の成果が認められる。今後は、新しい炉型である点を考慮し、実証的試験の実施等計画を円滑に進められるよう関係者の努力が重要である。
  • 高速増殖炉開発は今後とも長期にわたって着実に行っていく必要があり、放射性廃棄物処分を適正化し、高速増殖炉開発の巾を広げる観点から、本報告においてもアクチニド・リサイクル研究等の重要性が指摘されているところであり、動燃、原研を中心に十分に詰めていく必要がある。
 等の意見が出された上で、同部会の報告が了承された。


資料1
原子力委員会専門委員の変更について
1994年6月3日(火)
原子力委員会
  1. 原子力委員会専門委員 戸谷一夫の調査審議事項を原子力国際協力に関する事項に変更する。
  2. 原子力委員会専門委員として、新たに入倉正敏を任命し、原子力利用に関する国民の理解の増進及び協力の推進に関する事項を調査審議させることとする。
  3. 上記に伴い、所要の手続きを取ることとする。
以上


資料2
中国電力株式会社島根原子力発電所の原子炉の設置変更
(1号及び2号原子炉施設の変更)について(答申)
6原委第63号
平成6年6月10日

通商産業大臣殿
原子力委員会委員長

 平成6年4月21日付け6資庁第1237号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認める。
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