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委員会の決定等

平成5年度の原子力委員会による
海外原子力関係者の招へいについて

1993年9月21日
原子力委員会



 平成5年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいを下記のとおり行う。

1.被招へい者

 ロシア原子力省大臣
 ビクトル ミハエロフ
 Mr. Victor MIKHAILOV
 Minister,
 the Russian Ministry of Atomic Energy
 他1名

2.招へい目的

 (1)日露間の原子力分野の協力については、日露間の原子力協力協定等に基づき実施されてきているところ、近年特に、原子力安全分野や核兵器の廃棄等核不拡散分野での協力を今後どのように進めていくかが重要な課題となっている。

 (2)旧ソ連・東欧諸国の原子力安全支援については、ミュンヘンサミット及び東京サミット経済宣言を踏まえ、我が国の支援策の一環として原子力発電所の運転中異常検知システムに係る協力や原子力安全分野の研修等が行われているところであるが、今後のより円滑かつ効果的な実施を図るためには、ロシア側責任者と的確な情報交換を行うことが重要である。

 (3)また、ロシアによる極東海域への放射性廃棄物の投棄問題に対して、我が国としても今後必要な対応を講じていくため、ロシア側と十分な意見交換を行う必要がある。

 (4)さらに、ロシアの核兵器廃棄に伴う核物質の貯蔵管理等に係る協力についても、ロシア側の責任ある機関の1つである原子力省との間で事前に意見交換等を行うことが重要である。

 (5)以上のことから、上記協力に関する意見交換及び情報収集を行うことを目的としてロシア原子力省ミハエロフ大臣他1名を原子力委員会により招へいする。

3.招へい期間

 1993年10月24日(日)〜1993年10月28日(木)

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