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委員会の動き

定例及び臨時会議


第28回(定例)

〔日時〕1993年8月10日(火)17:15~

〔議題〕
(1)委員長代理の指名について

〔審議事項〕
(1)委員長代理の指名について
 江田委員長から原子力委員会委員長就任の挨拶があり、原子力委員会及び原子力安全委員会設置法第4条第3項の規定に基づき、原子力委員会委員長代理に大山委員を指名し、さらに大山委員長代理の海外出張等による不在の際の委員長代理には、伊原委員を指名した。

第29回(臨時)

〔日時〕1993年8月13日(金)11:00~

〔議題〕
(1)東京電力(株)福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3号、4号、5号及び6号原子炉施設の変更)について(諮問)
(2)関西電力(株)美浜発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び3号原子炉施設の変更)について(諮問)
(3)関西電力(株)高浜発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
(4)関西電力(株)大飯発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第27回原子力委員会臨時会議議事録」及び「第28回原子力委員会定例会議議事録」が了承された。

(2)東京電力(株)福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3号、4号、5号及び6号原子炉施設の変更)について(諮問)
 平成5年8月9日付け5資庁第5112号をもって、通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について,通商産業省から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。
注)本件は、使用済燃料乾式貯蔵設備の設置、使用済燃料共用プールの設置、使用済燃料輸送容器保管エリアの設置及び非常用ディーゼル発電機の増設を行うものである。

(3)関西電力(株)美浜発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び3号原子炉施設の変更)について(諮問)
 平成5年8月9日付け5資庁第5352号をもって、通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。
注)本件は、1号炉及び3号炉の蒸気発生器の取替え、1号炉及び3号炉の蒸気発生器保管庫の設置、1号炉、2号炉及び3号炉の出力分布調整用制御棒クラスタ駆動軸の撤去を行うものである。

(4)関西電力(株)高浜発電所の原子炉の設置変更(1号炉及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
 平成5年8月9日付け5資庁第5353号をもって、通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。
注)本件は、1号炉の蒸気発生器の取替え、1号炉の蒸気発生器保管庫の設置、1号炉及び2号炉の出力分布調整用制御棒クラスタ駆動軸の撤去を行うものである。

(5)関西電力㈱大飯発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
 平成5年8月9日付け5資庁第5354号をもって、通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。
注)本件は、2号炉の蒸気発生器の取替え、2号炉の蒸気発生保管庫の設置、1号炉及び2号炉の出力分布調整用制御棒クラスタ駆動軸の撤去を行うものである。

第30回(臨時)

〔日時〕1993年8月23日(月)11:30~

〔議題〕
(1)核兵器の不拡散に関する条約の延長について

〔審議事項〕
(1)核兵器の不拡散に関する条約の延長について
 ○江田委員長及び事務局から細川内閣総理大臣の所信表明演説(案)の内容について説明があり、標記の件について審議した。
  ・NPTが締約国に対し原子力平和利用による利益の享受を最大限保障するものであることが再認識されることが重要である。
  ・核軍縮が行われていくことが前提にあっての「無期限延長支持」と理解する。
  ・原子力平和利用の円滑な推進が重要であるということについては原子力委員会として十分発言すべきである。
  ・核軍縮についても、原子力委員会の立場を踏まえ、十分発言することが望ましい。
 等の意見が出され、その結果、本日付けで原子力委員会委員長談話「核兵器の不拡散に関する条約の延長について」を発表することとした。

第31回(臨時)

〔日時〕1993年8月27日(金)10:30~

〔議題〕
(1)原子力委員会専門委員の変更について
(2)田畑委員の海外出張報告について

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第29回原子力委員会臨時会議議事録」及び「第30回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。

(2)原子力委員会専門委員の変更について
 標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ、了承された。(資料1)

(3)田畑委員の海外出張報告について
 田畑委員及び事務局から資料に基づき、田畑委員の1993年8月7日(土)から8月20日(金)までの14日間のチリ及びブラジルヘの出張(IAEAの招聘によるアイソトープと放射線の環境への応用に関する国際会議(チリ)への参加、及びブラジル日系研究者協会の原子力と環境に関する会議への出席)に関して報告があった。

第32回(定例)

〔日時〕1993年8月31日(火)10:30~

〔議題〕
(1)平成6年度原子力関係経費の見積りについて

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第31回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。

(2)平成6年度原子力関係経費の見積りについて
 標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ、更に、委員からの質問に応じ、他の科学技術関係予算あるいは他のエネルギー関係研究開発予算との比較等に関し補足説明があった後、審議の結果原案どおり決定された。


資料1

原子力委員会専門委員の変更について

1993年8月27日
原子力委員会
  1. 原子力委員会再処理推進懇談会の構成員のうち、矢萩雍昌の辞任を認め、濱田邦雄を重任する。
  2. 原子力委員会ウラン濃縮懇談会の構成員のうち、矢萩雍昌の辞任を認め、濱田邦雄を重任する。
  3. 原子力委員会高速増殖炉開発計画専門部会の構成員のうち、矢萩雍昌の辞任を認め、濱田邦雄を重任する。
  4. 原子力委員会放射線利用専門部会の構成員のうち、杉本忠利を三輪睿太郎に変更する。
  5. 原子力委員会核燃料リサイクル専門部会の構成員のうち、矢萩雍昌及び長澤和夫の辞任を認め、濱田邦雄を重任し、新たに太田宏次を任命する。
  6. 上記に伴い、所要の手続きをとることとする。
以上

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