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委員会の決定等

平成4年度の原子力委員会による
海外原子力関係者の招へいについて

1993年3月9日
原子力委員会


 平成4年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいを下記のとおり行う。

1.被招へい者

米国原子力学会(ANS)会長
元米国エネルギー省原子力担当次官補
ディヴィット ロッシン
Dr. A. DAVID ROSSIN
President,
American Nuclear Society
The former Assistant Secretary for Nuclear Energy,
U.S.Department of Energy

2.招へい目的

 ロッシン会長は、米国エネルギー省で1986年から1987年の間、原子力担当次官補を担当し、現在は米国原子力学会の会長の職にある。
 また、カルフォリニア大学原子力工学科客員研究員及びアルゴンヌ国立研究所原子炉プログラム理事会議長を努める等、米国の原子力界において積極的に活躍している人物である。
 今回、同会長を招へいして、原子力を巡る国際情勢並びにリサイクル政策を含む我が国の原子力開発利用長期計画の策定に係る基本的考え方等について原子力委員会等と意見交換を行うことにより、今後の我が国の原子力平和利用の推進に資することとする。

3.招へい期間

1993年3月16日(火)
1993年3月20日(土)


1993年3月9日
原子力委員会

1.被招へい者

ブルックヘブン国立研究所特別研究員
元同研究所原子力部長
ウォルター Y カトー
Dr. Walter Y. KATO
Senior Scientist,
Brookhaven National Laboratory
The former Director, Department of Nuclear Energy
Brookhaven National Laboratory

2.招へい目的

 カトー特別研究員は、米国エネルギー省所管のブルックヘブン国立研究所で、1988年から1991年の間原子力部長を担当し、現在は同研究所で特別研究員として研究活動を行っている。
 また、同特別研究員は以下のような功績を納め、我が国の原子力研究開発及び、日米間の原子力協力に積極的に貢献してきた人物である。

①我が国の原子力研究開発の黎明期に尽くした功績
  • 未だ原子力学科の無かった東大工学部において原子炉物理学の講座を行うと共に、原研等における若き研究者の指導、育成に尽力
  • フルブライト交換研究員として原研の半均質炉臨界実験装置の設計及び臨界試験を指導
  • 民間における研究用原子炉等の設計、建設指導
  • アルゴンヌ原子炉スクールに於いて長年にわたり邦人留学生を指導
  • 高温ガス炉の安全性に関する協力の推進に尽力
②日米間の原子力に関する協力の推進に尽くした功績
  • 通産省と米国原子力規制委員会との間の原子力安全情報交換の推進に尽力
  • 原子力配管系に関する日米共同試験の必要性を唱えると共にその実現に尽力し、同プロジェクトを成功裏に導いた
  • 原子炉格納容器の健全性に関する日米共同試験の実現に尽力
 今回、同特別研究員を招へいして、原子力平和利用及び国際協力のあり方を原子力委員会等国内原子力関係者と意見交換を行うことにより、今後の原子力平和利用に関する国際協力の発展に資することとする。

3.招へい期間

1993年3月13日(土)
1993年3月21日(日)
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